案内文章

高度成長期に突入した1960年代は、地方私鉄の廃線が次々と続いた10年間であった
「終焉の地方私鉄」を全国に追い求め、
空腹と闘った旅で撮り溜めたネガ。
そんなネガを掘り起し、地方私鉄の1960年代
回想してみました。

2014年1月14日火曜日

昭和37年の旅 富山駅前で見た電車の14年後

富山地方鉄道の笹津線が廃線となったのが1975(昭和50)年。廃線の翌年1976年に南富山(笹津線が市内線へ乗入れる駅)で撮った写真を「ゆうちゃん」さんが送ってくれました。私が富山駅前で見た市内線電車の14年後の廃車になった姿でした。

写真は全て1976年 撮影:ゆうちゃんさん
南富山に留置されていたデ3530、5010、7000形 

デ3530形3533  富山駅前旅館の2階から見たデ3533の14年後の姿.
デ3533の後日談が編集長敬白「名残の地鉄デ3533」、「デ3533最後の車内」にあります。
youtube「さよなら撮影会」  (以上のサイト紹介は影法師さんより)

デ3530形3534

デ5010形5027

5010形5013

富山地鉄本線のデキ6502

デ3530形の足回り

こちらは新富山から出ていた富山地方鉄道射水線(1980年廃線)の終点新港東口 1976年
射水線と万葉線との関係そして笹津線については津島軽便堂写真館をご覧ください。
判りやすい地図と情景写真で詳しく紹介されています。

2 件のコメント:

影武者 さんのコメント...

デ3533はこの系列の中でも最後まで残った車輌ですね。
なんと6年前、2008年夏まで存命しておりました。

さよなら撮影会
http://www.youtube.com/watch?v=XyP6G8TQnf8

車内
http://rail.hobidas.com/blog/natori09/archives/2008/08/3533.html

katsu さんのコメント...

影武者さん
サイトの紹介ありがとうございました。
youtubeと2008年の編集長敬白の記事を見て驚きました。
あのデ3533が2008年まで在籍していたとは全く知りませんでした。
南富山の3533の姿は廃車ではなかったのですね。
改めて富山の駅前旅館から見た電車を確認したところこのデ3533に間違いありませんでした。
これが2008年まで生きていたとは・・
南富山の留置線にいた時から32年経った最後の姿はパンタ、窓、ドア、ライトなどが改装されていましたが、廃車にならずよくぞ生き伸びたものです。