案内文章

高度成長期に突入した1960年代は、地方私鉄の廃線が次々と続いた10年間であった
「終焉の地方私鉄」を全国に追い求め、
空腹と闘った旅で撮り溜めたネガ。
そんなネガを掘り起し、地方私鉄の1960年代
回想してみました。

2011年8月28日日曜日

貴志川線 真夏の電車1

真夏の電車と言えば思い浮かぶのが淡路島や和歌山の電車で、和歌山では貴志川線の珍品電車が走る風景が忘れられない。和歌山市郊外を夏の陽を一杯に浴び元ガソリンカーなどの電車がのんびりと行く。
一台一台が個性豊かな電車の紹介の前に、まずは貴志川線 真夏の風景から。

( 昨年4月22日に概要紹介をアップしましたが、今回はもう少し詳しくアップするものです )
モハ205    大池遊園  1965.8.4   ポップアップ
炎天下での撮影に疲れ大池遊園の池にしばし癒される.

モハ605+クハ804  伊太祈曽  ポップアップ
和歌山市郊外の低く連なる山並みとその土地の民家、そんな中を夏の陽を浴びてのんびりと行く。

クハ803とクハ304  大池遊園の交換風景
朝のラッシュも終わりのんびりとした時間が過ぎる.

クハ803+モハ201+ワム  大池遊園
元ガソリンカー803を先頭に貨車を従え楽しい編成でやって来た貴志行き列車.


素晴らしいクハ803に乗って通学する楽しそうな高校生達

モハ201+クハ803

4 件のコメント:

青蛙 さんのコメント...

南海貴志川線の各風景描写、いつ見ても素晴らしい。

katsu さんのコメント...

青蛙さん
ありがとうございます。
南海貴志川線は寄せ集め電車のお陰で沿線風景が引立ちました。電車は楽しくなければが今の和歌山電鐵貴志川線にも引継がれているのでしょう。より多くのお客に乗って楽しんでもらいたいものです。

ニタマ駅長代理 さんのコメント...

5枚目の写真は現在は東山東駅ですね。現在の山東駅よりももう少し伊太祈曽よりにあった駅で、写真後方に見える倉庫は現在も残っています。この頃は現在の山東駅はもっと貴志よりにあって山東永山駅だったと聞いています。東山東駅の痕跡は今は全くと言っても良いほど残っておりませんから、この写真はとても貴重な記録です。
ありがとうございました。

katsu さんのコメント...

ニタマ駅長代理さん
ありがとうございます。
あの駅は今の東山東駅でしたか。
現在の駅風景をGoogleで見てみます。
写真は下校時の高校生だったのでしょう。
この時代の高校生は電車に乗る位置が男子と女子で離れていたのを見たことがあります。