案内文章

高度成長期に突入した1960年代は、地方私鉄の廃線が次々と続いた10年間であった
「終焉の地方私鉄」を全国に追い求め、
空腹と闘った旅で撮り溜めたネガ。
そんなネガを掘り起し、地方私鉄の1960年代
回想してみました。

2011年8月19日金曜日

川崎・鶴見界隈の専用線蒸機3

三井埠頭の3号機は産業用機関車風であったが、1924(大正13)年コッペル製であった。
鶴見臨港鉄道→国鉄→三井埠頭へ譲渡(昭和25年)の経歴で昭和43年まで稼働した。
運転整備重量30.2tでコッペルのCタンクとしては最大級だそうだ。

三井埠頭3号機 1963年6月

第一セメント17号機
元 北総(総武)鉄道5号で昭和29年に第一セメントに譲渡された。33トンCタンクは雨宮としては最大級に近く、原形の写真の堂々とした英国古典機風貌からは雨宮らしさが全く感じられない。

第一セメント17号機 1963年6月


第一セメント1404、1411号機はめったに動かず、いつも庫内に居たようであった。

第一セメント1404号機. 1963年6月 
元国鉄クラウス1400系1404

参考文献 臼井茂信著: 機関車の系譜図2、3  交友社

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