案内文章

高度成長期に突入した1960年代は、地方私鉄の廃線が次々と続いた10年間であった
「終焉の地方私鉄」を全国に追い求め、
空腹と闘った旅で撮り溜めたネガ。
そんなネガを掘り起し、地方私鉄の1960年代
回想してみました。

2011年5月17日火曜日

広島電鉄 宮島線3

井ノ口病院前駅から近い荒手車庫の外に休んでいた美しい古典電車1010形は、更に車庫内にも鎮座していた。よく見ると外に居た1010形とは違って未改造車の1010形であった.


荒手車庫内の 1010形未改造車1015+1016.右は1050形 1967.3.7
車庫内では1010形未改造車2両がパンタを上げていた.
1010形の中で改造されずに残ったこの1010形未改造車は、開業時の1000形の姿そのものと言えるだろう.車庫の外にいた1010形改造車とは違い客扉が元の位置の両端にある.

荒手車庫の外に休む1010形改造車1011+1012.
軸距が縮まったブリル製台車が可愛い.
昭和32年の改造で客扉が中央寄りに移動している.

 井ノ口病院前.2500形2次(自社製)    1967.3.7
荒手車庫が近い「井ノ口病院前」は後に「荒手車庫前」、さらに今の「商工センター入口」へと
駅名が変更された.44年前のこの駅から今の「商工センター入口」駅が結びつかなかったが
駅名の変更とともに駅周辺も大きく変貌したようだ.

春の日差しの下をのどかに走る1030形.井ノ口病院前近辺


山陽女子大前 2000形2次(自社製)

2 件のコメント:

makobee1106jp さんのコメント...

背後の農家は今でも健在です。

katsu さんのコメント...

Makoto Takanoさん
現地情報ありがとうございます。
背後の農家とはストリートビューで覗いてみます。
今の広電の変貌ぶりを見に行きたいです。