案内文章

高度成長期に突入した1960年代は、地方私鉄の廃線が次々と続いた10年間であった
「終焉の地方私鉄」を全国に追い求め、
空腹と闘った旅で撮り溜めたネガ。
そんなネガを掘り起し、地方私鉄の1960年代
回想してみました。

2010年9月9日木曜日

花巻電鉄 可愛い脇役ワ1形


軌道線のポール電車によく牽かれていた気になる有蓋貨車は、ワ1形でワ1~3があり、これも雨宮製だそうだ。昭和38年に軌道線の貨車の多くが廃車となり、ワ1とワ3のみになっていた。

このワ1形は馬づら電車に合わせたのか?他の有蓋貨車に較べて極端に車幅が狭い。
車掌室とハンドブレーキ付で幅狭の姿がとても魅力的で、これを牽く単調な近代型ポール電車を惹き立てていた。ポール電車の荷物室代わりに牽かれていたのだろうが、一体これで何を運んでいたのか気になるところ、中身を見ておけば良かった。

ワ3   自重1.9t 荷重3t         花巻 1966.3.4

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ワ1       鉛温泉 1964.8.2

ワ1      西花巻 - 西公園 1964.8.2

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