案内文章

高度成長期に突入した1960年代は、地方私鉄の廃線が次々と続いた10年間であった
「終焉の地方私鉄」を全国に追い求め、
空腹と闘った旅で撮り溜めたネガ。
そんなネガを掘り起し、地方私鉄の1960年代
回想してみました。

2011年12月26日月曜日

京福電鉄 福井~福井口2

1968(昭43)年当時の京福電鉄福井支社の路線は下図の通りで、この直後に丸岡線、永平寺線(金津~東古市)が廃止となり、更に昭和49年に勝山~京福大野が廃止、平成14年に永平寺線が全廃となっている。

当時の福井~福井口間では京都電燈(後の越前本線)や三国芦原電鉄(後の三国芦原線)からのオリジナル車や東急、相模、、京王、阪神からの転入車など種々雑多な電車が活躍していた。



ホデハ11    福井口 1968.1.14


ホデハ13    福井口


ホデハ12 行先板には福井-京福大野の表示が    福井

いかにも京福電鉄らしいこれら2ケタのホデハ11形は三国芦原電鉄からのオリジナル車で、
1928年日本車両製。当時の私鉄向け標準車として製造され永平寺線のデハ102形104形と
同型のようである。この楕円戸袋窓付の標準タイプは上田、琴平、一畑などでも見られた。



三国線のトレーラ ホサハ17.  元永平寺鉄道デハ103の電装解除車.  福井


三国芦原線のホデハ1001形  福井
名鉄3800形をモデルに自社発注した新製車.


個性的なモハ271形    福井口
元相模鉄道1004~1006でその元は何と小田急1100形.
オリジナルとは随分イメージが変わってしまったものだ.


三国芦原線 ホデハ301形(元東急デハ3250形)     福井口

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