案内文章

高度成長期に突入した1960年代は、地方私鉄の廃線が次々と続いた10年間であった
「終焉の地方私鉄」を全国に追い求め、
空腹と闘った旅で撮り溜めたネガ。
そんなネガを掘り起し、地方私鉄の1960年代
回想してみました。

2018年6月21日木曜日

仙北鉄道 瀬峰駅風景4

瀬峰駅構内の一角にあった車庫や機関庫の建物を集めてみました。
1967~1968年の構内配線図が「軽便探索」新井清彦著 機芸出版社に発表されています。

撮影 W:和田  K:風間 
瀬峰駅の跨線橋と仙北鉄道のりば。 1964.8.4 (W)
仙北鉄道の構内の脇をひっきりなしに東北線の蒸機がダイナミックに走っていた。

国鉄蒸機のはなし。
瀬峰では仙北の機関庫に入庫中の車両を引き出してもらったりして、日が暮れるまで車両撮影に時間をかけたが、すぐ横では東北本線の蒸機が我がもの顔で走っていて、まだまだ蒸機が主役の時代であった。小さな軽便を眺めていると、よけい国鉄蒸機の迫力を感じたものだった。花巻駅でもそうであったが、こうふんだんに蒸機がやって来ると、見ているだけでは勿体なく、いずれ東北本線の蒸機をじっくり撮ろうと決意する。(SLブームになるとずっと前のことであった)

給水塔がある機関庫とその左に車庫一棟。1964.8.4 (W)

DC102とキハ2402が休む機関庫。 1964.8.4 (K)

外に出してもらったDC102。1964.8.4 (K)

機関庫の裏側にあったターンテーブル。1964.8.4 (W)

二階建の建物が仙北鉄道事務所。1964.8.4 (K)

事務所入り口。1964.8.4 (W)

本社と連なる客車の車庫。1966.3.1 (K)

その反対側の小さな小屋。1966.3.1 (K)

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