案内文章

高度成長期に突入した1960年代は、地方私鉄の廃線が次々と続いた10年間であった
「終焉の地方私鉄」を全国に追い求め、
空腹と闘った旅で撮り溜めたネガ。
そんなネガを掘り起し、地方私鉄の1960年代
回想してみました。

2017年1月20日金曜日

さようなら水浜電車(4)

水浜線最後の日、田辺さんは水戸駅前から大洗方面へも少し足を向けていました。
こちらの区間(水戸駅前~大洗)はこの後、1年ほど経ってから廃線となりました。


水浜電車は水戸駅前を出てまもなく水郡線をオーバクロスする.1965.06.10


遠くに見えた鉄橋がこれでしょう.

その下を水郡線が走る.

ホームに原子力舘の看板がある「三高下」駅

水戸駅前-棚町(旧本社前)


4 件のコメント:

三等急電 さんのコメント...

皆さんがコメントされているように、専用軌道を行く路面電車は魅力たっぷりですね。
私は名鉄美濃町線くらいしか出会えませんでした。
1枚目にある水郡線のDD13牽引が牽引する旅客列車は、冬場に暖房車が連結されることで有名でした。
なお、2本並んでいる線路は複線ではなく片側は貨物支線だそうです。

katsu さんのコメント...

三等急電さん
写真の水郡線の旅客列車はそうでしたか、私は何も知りませんでした。
この時代は国鉄もいろいろと面白いのが走っていたと思われます。
この翌年に撮られた水郡線の湘南型2枚窓キハを追加しておきました。
水浜電車は水戸駅前を発車してから水郡線をまたぐあたりが丘陵地帯のようで、
とても変化に富んでいて軌跡をこれから調べるつもりです。
常磐線またぐ長い高架の写真はよく見掛けますね。

心は加賀人 さんのコメント...

6枚目の画像のように、民家の軒先をかすめるように走る軌道線の風景が大好きです。
本当に生活感があって、鉄道が土地の人々の暮らしと一体であるかのようですね。
…ところで、「水浜」って何て読むのですか?
(あ゛〜〜己の無知が恥ずかしいです〜!)
「江若」と同じに「すいひん」ですか?
それとも、「草軽」と同じに「みずはま」ですか?

katsu さんのコメント...

心は加賀人さん
鉄道が生活に溶け込んだ風景、私も大好きです。
軽便やトロリーラインではよく見られるこんな風景と思います。

私が趣味誌などで知った水浜線は現役時代からファンの間で「すいひん」線と呼んでいました。
呼び方に何の疑問もなく改めて調べることもありませんでした。
50年前の鉄道ピクトリアル誌では「ふりがな」もありませんでした。

水浜線の存在が遠い昔のことで、今では「ふりがな」が必要かも知れませんね。
2004年発刊のRMライブラリーでは水浜に「ふりがな」が付いていました。