案内文章

高度成長期に突入した1960年代は、地方私鉄の廃線が次々と続いた10年間であった
「終焉の地方私鉄」を全国に追い求め、
空腹と闘った旅で撮り溜めたネガ。
そんなネガを掘り起し、地方私鉄の1960年代
回想してみました。

2013年12月27日金曜日

溜池山王界隈

昨夜は溜池山王の首相官邸裏手に近い居酒屋で元会社の現役・OB達と恒例の忘年会であった。
以前、溜池山王界隈に職場があり昼休みや退社後によく繰り出したこの街の風景を見ると、現役時代がついこの間のような気がしてくる。すっかり整備された溜池山王界隈の夜景は今の東京ではどうという事もないが愛着ある風景にカメラを向けてみました。

外堀通り溜池山王 2013.12.26
東京メトロ「溜池山王」駅を山王パークタワービル出口から地上に出ると、外堀通り溜池山王に出る。背後に首相官邸を控え地下鉄南北線と銀座線が交差するこの界隈は、一時の周辺ビルの改築ラッシュもとっくに終わり一段と華やかな夜景となっていた。

外堀通り溜池山王
東京メトロ南北線がもぐる道路は外堀通りを横切り六本木通りへと向かう

赤坂見附←  外堀通りの向こうに見える首相官邸裏手  →溜池
首相官邸の左手にNTTドコモ本社が入る山王パークタワービルが
そそり立つが余りに巨大(地上44階)でカメラに収まらない。

2013年12月25日水曜日

さいたま鉄道模型フェスタ 2013

先日12月22日にさいたま鉄道模型フェスタを見に行ってきました。
昨年、このショーに展示されたCABさんの1/80ナロー仙北キハ2406 のペーパ製車体を
もう一度見たかったが今年は残念ながら参加されていないようであった。
1/80ナローでは南洋物産さんから井笠ホジ1形タイプの車体キットが展示発売されていた。

カラフルな1/80ナローが主体の南洋物産さんの展示

井笠ホジ1形タイプ完成品が走行中
今回1/80ナローでは井笠ホジ1形タイプの車体キットが発売された。

2013年12月14日土曜日

大雄山線 2005年

酒匂川の支流、狩川に沿って大雄山最乗寺へ参拝客を運ぶ大雄山線。終点大雄山駅からは最乗寺へバスが出ている。また大雄山駅から街道の先に足柄峠、矢倉岳の梺にある「夕陽の滝」、南足柄ハイキングコースを控え、丹沢山系と足柄山地に囲まれた足柄平野を18mクラスの3両編成が走っている。

富士山の展望台として有名な足柄山地の矢倉岳に向かって走る大雄山線 
富士フィルム前 2005.09.18

湧水が豊富な足柄平野には富士フィルムや富士ゼロックスなどの大工場があり
沿線の宅地開発が進んでいる大雄山線  富士フィルム前-和田河原

1984年から入線した5000系3両編成  和田河原-塚原

大きなビルが並ぶ終点大雄山は駅ビルではなく昔からある三角屋根の駅舎であった

湘南カラーの木造電車が休んでいた42年前の大雄山駅 1963.02.22

大雄山駅改札口

 
 車両の回送や工事車両のけん引、検査車両の入替え等に使われる黄色のコデ165とその車内

 
金太郎の像がある三角屋根の小さな駅舎を大きなビルが取り囲む

 
駅から3キロの山中にある大雄山最乗寺へ駅前からバスが出ている

2013年12月11日水曜日

岳南鉄道2005年 車両

貨物輸送全盛期には、引込線や専用線の総延長が本線の総延長を上回っていたという逸話もある。しかしながら、2011年1月に日本貨物鉄道(JR貨物)の合理化により2012年春以降の貨物輸送の休止が通告され、そして2012年3月16日限りで岳南鉄道を支えていた貨物列車の運行を終了し、貨物の取り扱いを廃止した。  wikipedia岳南鉄道線 より 

休車状態の元東急5000系の2本. 5002+5102   比奈駅   2005.09.19
2008年に全て解体

もう1編成の5104+5004

休車のED291

 

 
 ED402(元松本電鉄)とED501が活躍していた比奈駅構内

現役ED501

工場地帯を行くモハ7000形 比奈

岳南江尾を発車すると新幹線をくぐって住宅街を走る

新幹線から見える終着駅岳南江尾.7000形(両運)と8000形(2連固定)

吉原駅に戻る

2013年12月8日日曜日

「かなひら」駅のシーン

寅さん映画シリーズ第9作「男はつらいよ 柴又慕情」(72年)をテレビで見て、冒頭に出てきた「かなひら」駅のシーンには驚き飛び上がった。寅さん映画に登場した尾小屋鉄道とはこれだったのですね。映画で見る「かなひら」駅のシーンは情緒溢れまるで絵のようであった。

バケットに牛乳缶を積んだ気動車が排煙を残して発車していく「かなひら」駅シーン

駅名「かなひら」と駅舎に貼られたDISCOVER JAPANのポスター youtubeより

「かなひら」駅のホームと駅舎、デイスカバージャパンのポスター、赤い気動車、
こんな尾小屋鉄道のシーンに1970年代初頭の日本の風景が凝縮されていたようだ。

尾小屋鉄道 1962(昭和37)年の金平駅

2013年12月7日土曜日

岳南鉄道 2005年

デジカメ時代になって鉄道の撮影を再開したのが2005年に訪問した岳南鉄道・伊豆箱根鉄道で、この時のデジカメ開始をきっかけに近場の地方私鉄を少し撮りに行くようになりました。
岳南鉄道は工場地帯のプラントの谷間を走るような鉄道で、工場地帯と雄大な富士山を組み合わせると面白い風景が、と思っていながら8年も経ってしまいました。あの時の休車元東急青ガエルは全て解体されたようでその後の変化もいろいろとあるのでしょう。

岳南鉄道線のりば風景.吉原駅改札口  2005.09.19

東海道線吉原駅ホームにある岳南鉄道線のりば跨線橋

比奈駅で電機を写生している小学生たち

比奈駅見学にバスでやって来た小学生たち

富士の裾野にある畑を行く

雄大な富士の裾野を行く

比奈駅構内入替えに活躍する古参電機ED501

岳南富士岡駅構内に留置された休車状態の元東急青ガエルやED291. 

岳南富士岡駅脇にある検車庫

2013年12月4日水曜日

昭和の青梅線 昭和幻燈館

朝日新聞(11月28日)に紹介された青梅・昭和幻灯館の「郷愁の鉄道コレクションワールド」を見てきました。
昭和幻灯館は造形作家 山本高樹氏の大型ジオラマ作品(縮尺25分の1)をメインに展示されていたのですが、NHKドラマ「梅ちゃん先生」で山本高樹ジオラマ作品が一躍人気となり館内にあった多くの作品は今全国の展示会を回っているそうです。
そのジオラマ作品に代わって展示されたのが今回の鉄道コレクションで、館内は僅かに残された山本高樹作品「青梅キネマ慕情」等以外は鉄道コレクションで占められていました。懐かしい青梅線・中央線の駅看板、青梅駅ジオラマなど、私が住んだ2年間の青梅昭和40年頃の時代が思い起されました。


昭和幻灯館  2013年12月

昭和40年代の青梅駅周辺を再現したNゲージ・ジオラマ


中央線、青梅線を主とした鉄道コレクションの数々.
先日の下河原線の時刻表がありました.

造形作家 山本高樹氏の作品 縮尺25分の1
「青梅キネマ慕情」夕焼け小焼け明日天気にな~れ.
昭和29年頃の青梅キネマ通り界隈を再現した情景ジオラマ
青梅宿幻想「猫町通り」

青梅キネマ慕情によく似合う青梅線の旧型国電 1965.12.26
昭和40年から2年間お世話になった電車にカメラを向けたのはこの時のみ.惜しい事をしてしまった。

昭和40年の青梅駅  1965.12.26

奥多摩の山並みを望む今の青梅駅 2013年12月