案内文章

高度成長期に突入した1960年代は、地方私鉄の廃線が次々と続いた10年間であった
「終焉の地方私鉄」を全国に追い求め、
空腹と闘った旅で撮り溜めたネガ。
そんなネガを掘り起し、地方私鉄の1960年代
回想してみました。

2012年5月4日金曜日

尾小屋鉄道の客車

新小松駅にいた3両の客車ホハフ8、7、3 の改装前の姿、そして他にどんな客車が
過去に在籍していたのか、1962(昭37)年の尾小屋鉄道にまた戻してみます。
昭和37年に撮った写真を並べてみると全くひと気のないものばかり。
この頃はまだ鉄道の活きた風景を撮る意識が無く車両が撮れれば満足で、
駅風景などではわざわざ乗客などが入らないようにして撮ったのでしょう。
惜しい事をしてしまいました。
当時の尾小屋鉄道の活気を表わす光景として乗客を満載した写真を1点入れてみました。

                                    特記なきは1962.8.1撮影
発車待ちのDC121に牽かれた客車ホハフ3+ホハフ7+ハフ1    新小松



新小松車庫でバスとの兼用はまだ右手の給油スタンドくらい. 
引込線は3本が整備工場・車庫へ入り、1本はターンテーブル・給水塔の線であった.

乗客を満載して尾小屋へ向け発車したDC121+ホハフ3+ホハフ7+ハフ1  新小松 

客車は単車を除き全て三重交通から譲受している.

ホハフ6.  アーチバー台車 軸距36.2iin(920mm)、車輪径18.5in(470mm)

1ヵ月前に入線したホハフ 7とホハフ8

元三重交通のサニ401.ホハフ7と8のみは三重交通のクリーム/緑の塗分のまま使われていた.

ホハフ8の菱枠台車 
軸距38in(966mm)、車輪径19in(482mm)で車輪径がかなりの小径

 
ホハフ1. アーチバー台車 軸距36.2in(920mm)、車輪径20in(510mm)
 
ホハフ2.  アーチバー台車 軸距35.8in(910mm)、車輪径20in(510mm)

ホハフ3. アーチバー台車 軸距40.5in(1030mm)、車輪径24in(610mm)
ホハフ5.1964.12.30 アーチバー台車 軸距41.3in(1050mm)、車輪径24in(610mm)

ハフ1  車輪径20in(508mm)

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