案内文章

高度成長期に突入した1960年代は、地方私鉄の廃線が次々と続いた10年間であった
「終焉の地方私鉄」を全国に追い求め、
空腹と闘った旅で撮り溜めたネガ。
そんなネガを掘り起し、地方私鉄の1960年代
回想してみました。

2011年6月10日金曜日

豊沢川 夏の日の思い出

地図: 志戸平温泉を出て急カーブを曲がると豊沢川に接近する.
その先の不二保前、松倉、松原を過ぎると神明前に到着する.
志戸平温泉から神明前まで3.3Kmの道程を撮り歩いたようだ.

鉛温泉側から見た志戸平温泉駅  1964.8.2
夏休みのせいか子供連れの客で賑わう駅.左の西鉛温泉行きの電車は、ここで殆ど客を降ろし終点に向かった.山と駅に挟まれたこんな狭いところに遊園地があり、賑やかな様子であった.この子供達も今や50代で、軽便電車に乗って訪れた遊園地のことが楽しい思い出になったことだろう。
志戸平温泉駅を出るとすぐに急カーブを曲がりまた道路と合流する.


「松原」 道路に溶け込んだ軌道以外は何もない.


「神明前」

太神宮の前にある藁ぶき屋根小屋は電停「神明前」であった.
この土壁の中には一体何があったのだろうか?

駅の小屋の裏に回ってみた.向こうに見える神社入口の石碑には村社太神宮とあった.

この辺で花巻温泉峡は終わり花巻市郊外の平地を
しばらく走ると西公園辺りに到着する。

2 件のコメント:

Cedar  さんのコメント...

何も言うことはありません。次々に展開されるすばらしい世界に魅了されています。

katsu さんのコメント...

Cedarさん
ありがとうございます。
電車好きのファンにとって花巻は堪らなく魅力的な温泉軌道でしたね。次は初春になったら花巻郊外の街中軌道をアップしたいと考えています。軽便は何故か切り口が果てしなく湧いてくるので終わることがありません。