案内文章

高度成長期に突入した1960年代は、地方私鉄の廃線が次々と続いた10年間であった
「終焉の地方私鉄」を全国に追い求め、
空腹と闘った旅で撮り溜めたネガ。
そんなネガを掘り起し、地方私鉄の1960年代
回想してみました。

2011年6月5日日曜日

花巻温泉行きの軽便電車

花巻電鉄の花巻駅からは豊沢川沿いに志戸平温泉、鉛温泉などへ向かう軌道線と、花巻温泉、台温泉へ向かう鉄道線が出ていた。鉄道線は立派な専用軌道で電車もポールではなくZ型ビューゲルと、軌道線のようなトロリーラインのムードはなくファンにはあまり注目されなかったようだ。

花巻駅. ホーム左が軌道線、右が鉄道線のりばとなっている.
ホームには花巻温泉 台温泉 志戸平温泉  大沢温泉などの温泉マークが賑やかに並ぶ.
1964.8.3

炎天下 東北の田んぼの中を行く.


交換可能駅 瀬川

瀬川を渡る


周辺の木立からすると花巻グランド前か?


小奇麗に纏まった花巻温泉駅


花巻温泉駅 花巻温泉入口に建つ駅舎.
軌道線の終着駅西鉛温泉とはえらい違いであった.

2 件のコメント:

Cedar さんのコメント...

出ましたね~花巻電鉄!!私のような遅れてきた電車ファンとしては、廃止前に訪れることの出来た数少ないナローのトロリーラインでした。いつもながら鋭いカメラアイに感服!!

katsu さんのコメント...

Cedarさん、ありがとうございます。
花巻は楽しい電車でしたね。
温泉郷の鉄道線は立派過ぎましたが、
温泉峡の軌道線の風情には堪らないものがありましたね。花巻という土地柄に実に似合う軽便電車であったと思います。