案内文章

高度成長期に突入した1960年代は、地方私鉄の廃線が次々と続いた10年間であった
「終焉の地方私鉄」を全国に追い求め、
空腹と闘った旅で撮り溜めたネガ。
そんなネガを掘り起し、地方私鉄の1960年代
回想してみました。

2011年6月3日金曜日

松本電鉄 上高地線

浅間線を撮った後、松本駅の反対側から出ている島々(上高地)線のホームに行ってみると、旧型車は全てこのモハ100形に統一されてしまったようで、すっかり興味を失い松本機関区の見学へ行ってしまった。それっきりで島々線は訪問する対象ではなかった。
46年後、奇麗になった松本駅の上高地線ホームには、井の頭線で廃車となった3000系を改造・整備し松本電鉄に導入された3000系が止まっていた。4編成が信州安曇野で活躍し、もう車齢40年近いのに見かけは古さを感じさせない。当時も今も話題が少なく、誠に地味な地方私鉄 松本電鉄上高地線である。

モハ100形  松本駅 1963.7.20

46年後の松本駅  2009.10.20


松本~新島々間をこの白い電車が通勤通学客や上高地方面への観光客を運ぶ。


北アルプスをバックにリンゴ畑を走る電車。


上高地を満喫して帰りのバスは新島々駅迄で、ここで松本電鉄に乗替え松本へと向かう。
 新島々'09.10.19

0 件のコメント: