案内文章

高度成長期に突入した1960年代は、地方私鉄の廃線が次々と続いた10年間であった
「終焉の地方私鉄」を全国に追い求め、
空腹と闘った旅で撮り溜めたネガ。
そんなネガを掘り起し、地方私鉄の1960年代
回想してみました。

2011年6月14日火曜日

駿豆線 夏の新車

伊豆箱根鉄道の軌道線が廃線された直後、鉄道線(駿豆線)大場工場を訪問しそこで見た艤装中の
モハ1000系(5月24日アップ)のその後です。

この大場工場訪問の5か月後に再訪すると、モハ1000系がデビューしていた。
他のお下がり電車とは違い、1000系は西武所沢へ発注し自社で艤装したピカピカの新車であった。
修善寺の2駅手前 大仁の田圃の中を走る1000系は、当時まだクーラなどは付いて無く、
窓を開ければ心地よい自然の冷気が入って来た。
クーラのないこの時代、灼熱の真夏とは言え、窓を開ければ済むことであった。
真夏は絶好の撮影シーズンで、炎天下を撮り歩くには水筒や帽子が必携と思うが
それに気を使った覚えもない。自然豊かな当時の夏は今の酷暑とは違っていたのでしょう。


昭38.西武所沢へ自社発注した新車1000系がデビューした頃 1963年7月 大仁

大場

大仁
伊豆の自然の中を行く.


ED11. 何の変哲もない電機だが、元国鉄アプト式電機ED40形とは驚いた.
昭28年西武所沢工場で両運転台化、電車用台車に交換など大改造されたとのこと.

1963.2.22  大場

1963年7月 大場


東芝車両製ED33(旧西武鉄道) 修善寺

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