案内文章

高度成長期に突入した1960年代は、地方私鉄の廃線が次々と続いた10年間であった
「終焉の地方私鉄」を全国に追い求め、
空腹と闘った旅で撮り溜めたネガ。
そんなネガを掘り起し、地方私鉄の1960年代
回想してみました。

2023年12月8日金曜日

衝撃の一枚

「あと何年早く生まれていたら」よく聞く言葉です。
先輩方の写真に衝撃を受けるのは、私の場合1950年代で、
高橋弘氏の名作作品集で最も衝撃受けた1枚がこの1953年の黄瀬川停留所です。
私が伊豆箱根鉄道軌道線を訪問したのはその10年後、廃線18日後でした。


黄瀬川停留所 1953年8月夏  高橋弘 作品集3

高橋弘 作品集3


10年後の黄瀬川停留所.1963.2.22
道路に置かれたレールと、枕木を掘り返した跡が残る廃線直後.

2 件のコメント:

モハメイドペーパー さんのコメント...

10年たってもまだ道路は未舗装なんですね。1963年、東京でも自宅(中野区)の前の細道はやっと簡易舗装されたくらいでした。

katsu さんのコメント...

モハメイドペーパーさん
1963年は日本の道路舗装率が急速に上昇し始めた時代で、
まだ未舗装の道路が全国各地にあったと思います。
日本のモータリーゼーションの幕開け直前ですね。