案内文章

高度成長期に突入した1960年代は、地方私鉄の廃線が次々と続いた10年間であった
「終焉の地方私鉄」を全国に追い求め、
空腹と闘った旅で撮り溜めたネガ。
そんなネガを掘り起し、地方私鉄の1960年代
回想してみました。

2017年8月22日火曜日

水浜線 なめ屋旅館と大貫の大カーブ1

水浜線大貫停車場跡の先に今もあるこの場面。「なめ屋旅館」のご主人様がこの2月に他界され旅館は現在営業されていないそうです。なめ屋旅館や大貫の大カーブなど水浜線の跡を詳細に取材しておられる「海風」さんの写真で51年前と比較してみました。

撮影:カラー 海風さん2017年夏
      モノクロ 田辺さん1966年2月


軌道跡(きらめき通り)とよく手入れされた「なめ屋」旅館。ほんとうに綺麗な木造建物で51年経ったとは思われません。昔の面影をしっかり残した昭和の旅館もいよいよ消えてしまうのでしょうか。
背後に見える看板が大貫停留場。

51年前の面影残す大貫の大カーブ。
この写真を初めて見た時ここは駅かと思ったが、そうではなかった。

大貫の大カーブを曲がると海岸に近い直線区間を走っていた。
51年後、縁石にカーブの跡がしっかり残っている。
 

昭和初期の大洗 国土地理院

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