案内文章

高度成長期に突入した1960年代は、地方私鉄の廃線が次々と続いた10年間であった
「終焉の地方私鉄」を全国に追い求め、
空腹と闘った旅で撮り溜めたネガ。
そんなネガを掘り起し、地方私鉄の1960年代
回想してみました。

2017年8月3日木曜日

富士急&富士山1

昭和39~41年、富士急にこんな車両が居たのですね。

小田急2200、2300形や国電クモハ12、14形が入線して来る前で、富士山麓電気鉄道モハ1形を原型とする500形や両運3600形、片運3630形がまだ活躍していた時代であった。
昭和31年に正面二枚窓3100形が登場した後、富士急では昭和36年に登場したキハ58形が最新型であった。

撮影:田辺多知夫氏 特記なしは1964.11.3
901+801+802   

ロハ901 連合軍専用2等客室のなごり。

片運3630形

正に富士山麓電気鉄道にふさわしい、富士急&富士山 片運3630形

 富士急&富士山 片運3630形

貨車を牽くモハ507
 富士急&富士山

富士山麓電気鉄道時代のモハ1形の増備車で、車体更新なしで原型に近いモハ500形507 1966.2.14

モハ500形 私鉄電車式図集(第2集)

昭和36年、新宿~河口湖直通運転用に登場したキハ58形。昭和50年に国鉄電車化で用途が無くなり有田鉄道に譲渡された。

参考:「歴史でめぐる鉄道全路線」朝日新聞社

2 件のコメント:

Cedar さんのコメント...

507の俯瞰の場所はCedarも撮影しました。時差は10年以上ありますけれど・・・

katsu さんのコメント...

Cedarさん
最も近い地方私鉄、なのに私は未だに富士急を撮りに行ったことがありません(泣)
私には撮影場所は全く分かりませんが、この場所でもっと高い位置から撮った俯瞰が次回出てきます。
このカーブの俯瞰はよく写真で見るような気がします。
この10年後もまだいろんな電車が活躍していたのでしょうね。