案内文章

高度成長期に突入した1960年代は、地方私鉄の廃線が次々と続いた10年間であった
「終焉の地方私鉄」を全国に追い求め、
空腹と闘った旅で撮り溜めたネガ。
そんなネガを掘り起し、地方私鉄の1960年代
回想してみました。

2011年6月7日火曜日

花巻電鉄 鉛温泉から山の神へ

毎度手間取るのが撮影場所の推定で、作業は撮った画像をネガのコマ順に並べ、
現在の地図に駅位置を入れて撮影場所を割り出すと云ったやり方です。
軌道(鉛)線も撮影場所が曖昧で、歩いたと思われる区間の地図に駅の位置(推定)を入れてみました。

地図: 豊沢川に沿っている県道12号花巻大曲線を「鉛温泉」から一直線に進むと高倉山温泉の手前あたりで右に左にカーブして、その先の一直線を暫く進んだところに「山の神」電停があった.豊沢川沿の花巻温泉峡には次々と温泉が点在している。

砂利道の道路の端っこに遠慮がちに敷かれた軽便トロリーラインの軌道。豊沢川に沿って軌道がある風景は電車が来なくても嬉しくなる。自動車はたまに来る程度でほとんど走ってなく、歩いている人に出会うことは更に稀であった。この後、急速な自動車の普及でこの道路もあっという間にきれいに整備された事でしょう.   1964.8.2


鉛温泉を出発しカーブを抜けて埃まみれの直線区間を貨車を牽いた電車が行く。
この先に進むと「山の神」電停に着く。一面ホコリまみれの草木の中にユリの花が咲く.


この木立のある「山の神」電停は魅力的なポイント.お店をやっている感じの
建屋はその後、となりに2階建を増築したようだ.道路は大沢温泉方面へ続く.

2 件のコメント:

常夜燈 さんのコメント...

この付近にユースホステルが
あり、ここで泊まりました。
翌日は鉄道線の方へ行き
西鉛温泉へはゆきませんでした。
近日中にその模様をUPしたいと
思います。

katsu さんのコメント...

常夜燈さん
コメントありがとうございました。
この近辺にユースホステルがあったのですか。
知っていれば泊まったかも知れません。
我々は国鉄花巻駅前の超安宿に泊まりました。
当時の模様のアップを楽しみにしています。