案内文章

高度成長期に突入した1960年代は、地方私鉄の廃線が次々と続いた10年間であった
「終焉の地方私鉄」を全国に追い求め、
空腹と闘った旅で撮り溜めたネガ。
そんなネガを掘り起し、地方私鉄の1960年代
回想してみました。

2011年4月22日金曜日

鹿児島市電 上町線

先日、コメントを戴いたサンチョさんの「鹿児島薩摩義士碑 風景の記憶」で、鶴丸城跡から薩摩義士碑あたりの現在の風景がスライドショーで見れます。上町線が走っていたこの辺りの沿線風景は歴史的名所であり、当時の風景がそのままのようです。

そこで昨年5月21日にアップした「鹿児島市電 上町線」を新フォーマットでリニューアルしました。

上町線は市役所で分岐し清水町へ向かうと、私学校跡に建てられた県立病院と鶴丸城跡の間にある大学病院前電停に到着する。ここから城山に突き当たるところにある薩摩義士碑の前を右へカーブすると専用軌道となり鹿児島本線をオーバクロスする。

殺風景な道路と大学病院前電停  1967.3.1
桜島の噴煙を背に走る310

大学病院前を行く電車。
手前は私学校跡がある鹿児島城(別名 鶴丸城)跡。 

薩摩義士碑の前を行く310。 大学病院前~岩崎谷  

義勇士碑前前をカーブする

岩崎谷電停にやってきた細面の403(元都電4200形)


鹿児島本線をオーバクロスすると車窓に開ける鹿児島の街。
301~310は元都電(王子電軌)の魅力的な外観で、変化のある上町線によく似合った。


2 件のコメント:

Cedar さんのコメント...

あの場所は、鹿児島市電一番の印象的な場所でしたね。岩崎谷の鹿児島本線オーバークロスは印象に残った場所でした。
拙ブログでも取り上げています。

katsu さんのコメント...

Cedarさんの九州電車その4を、以前拝見しました。
上町線では薩摩義士碑の同じところで撮ってますね。オーバクロスのところではフンドーキンの看板が見える生活感ある写真が素晴らしいです。
病院前の電停名は、あの後に私学校前に変わったのですね。