案内文章

高度成長期に突入した1960年代は、地方私鉄の廃線が次々と続いた10年間であった
「終焉の地方私鉄」を全国に追い求め、
空腹と闘った旅で撮り溜めたネガ。
そんなネガを掘り起し、地方私鉄の1960年代
回想してみました。

2025年11月1日土曜日

栃尾線の名編成

語ることがいくらでもある1枚の写真。越後交通栃尾線の素晴らしい編成です。 



カマボコ客車+元都電杉並線+モハ211の珍編成.悠久山 撮影:田辺多知夫氏 1964.03.22 

後ろのカマボコ客車ホハ20は自社工場製で2両いた.
中間の客車が元都電杉並線のホハ11.
カマボコ客車の1両を改造して生まれた驚きの電車モハ211.

ホハ11  昭3年汽車会社製の元都電杉並線の電車を客車化したもので、妻面の窓が低いのが元路面電車らしい.アーチバー台車に交換など改装してすっかり軽便客車になりきっている。


元都電ホハ11の車内と台車.