案内文章

高度成長期に突入した1960年代は、地方私鉄の廃線が次々と続いた10年間であった
「終焉の地方私鉄」を全国に追い求め、
空腹と闘った旅で撮り溜めたネガ。
そんなネガを掘り起し、地方私鉄の1960年代
回想してみました。

2024年7月2日火曜日

銚子電鉄の元京王5000系


デハ3001+クハ3501  仲ノ町  2024.6.25

先日の銚子で活躍していた元京王5000系は、そう言えば京王線に初代5000系デビューした時に試乗したのが1963年8月であった。あれから60年、京王線から伊予鉄道へそして銚子電鉄へと今も稼働しているのが凄い。


1963年8月4日の京王線600V→1500V昇圧化を機に運転開始された特急初代5000系.
デビューした4両固定編成の5000系と2両固定編成の5070系があり、試乗して高幡不動に向かったのは8月11日であった.この2両固定の5070系がその後地方へ転出した。


京王線に初代5000系がデビュー、写真は4両固定編成の5000系.高幡不動 1963.08.11



旧型車2連と組んだ2両固定の5070系、この5070系が伊予鉄道に譲渡され更に銚子電鉄へやってきた。高幡不動 1963.08.11

京王線にアイボリーカラー初代5000系がデビューした1963年夏の同じ頃、銚子電鉄にこんなのどかな風景があって、今もあの時代ののどかさは変わっていない。

ハーフ判カメラで撮ったポール電車.
銚子電鉄のどかな風景 1963.6.30