案内文章

高度成長期に突入した1960年代は、地方私鉄の廃線が次々と続いた10年間であった
「終焉の地方私鉄」を全国に追い求め、
空腹と闘った旅で撮り溜めたネガ。
そんなネガを掘り起し、地方私鉄の1960年代
回想してみました。

2022年5月21日土曜日

新装版「軽便探訪」

 2003年6月に機芸出版社から初版が発行された新井清彦さんの名著「軽便探訪」が新装版として復刊しました。
著者の取材に基いた車両図面や構内配線図の作図が機芸出版社ならではの圧巻で、軽便鉄道ファンなら必携の一冊になっていると思います。初版発行以来品切れだったのがなるほどと思われます。

1927(昭2)年生まれの著者が軽便訪問したのは1965~1970年あたりが多く、まだマイカー普及前の昭和40年代前半に三菱コルト600で全国を駆け巡った時の年齢は40歳頃。
そして2003年に情熱を傾けた軽便の集大成「軽便探訪」259頁初版を出版されたのが76歳、大変な名作を世に残されたものです。



新装版(2022年)と初版(2003年)
19年前の初版は定価:本体6190円+税でしたが、
今回の新装版は定価:3600円(税込)で12ページ程増えています。

新たに追加した東洋活性白土専用線の誌面は、初版とは趣が異なる現編集長ならではのデザイン(写真の配置他)で模型資料に止まらず写真集の感じが楽しめました。





5 件のコメント:

esehoku さんのコメント...

これは嬉しいお知らせでした。
残念ながら持っておらず、いつも図書館で借りていましたから。
早速注文してこようと思います(近所の書店では置かれる事がないので…)。

katsu さんのコメント...

esehokuさん
販売はその通りで「一般書店への配本は行いませんので、
お近くの書店に注文戴くか特約店か模型店でお求めください」
とTMS今月号編集者の手帖に解説がありました。
書泉グランデなどでは通常のネット販売をやっているようです。

1927(昭2)年生まれの著者が軽便訪問したのは1965~1970年あたりが多く、
まだマイカー普及前の昭和40年代前半に三菱コルト600で全国を駆け巡ったのは
年齢40歳頃だったのですね。
そして76歳の2003年に情熱を傾けた集大成「軽便探訪」初版を世に出されました。

esehoku さんのコメント...

ありがとうございます。
早速、グランデ辺りに行ってみます。

にぶろく さんのコメント...

私も書泉グランデで買いました。
平積みになってました。

katsu さんのコメント...

にぶろくさん
書泉グランデは確実に手に取って確認できる書店ですね。