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高度成長期に突入した1960年代は、地方私鉄の廃線が次々と続いた10年間であった
「終焉の地方私鉄」を全国に追い求め、
空腹と闘った旅で撮り溜めたネガ。
そんなネガを掘り起し、地方私鉄の1960年代
回想してみました。

2019年2月9日土曜日

元三岐鉄道の気動車

鉄道ピクトリアル私鉄車両めぐりより
三岐鉄道に在籍していたキハ1~6を整理してみました。
佐久鉄道から来たキハ6のみが正面2枚窓だったのですね。
別府鉄道で活躍した2両は保存され、
この産業遺産の搭載エンジンについていろいろな説がある。

別府鉄道キハ3 別府港 1962年
両端バケット付で原型(佐久鉄道)とはイメージが異なっていた。あの高級真鍮モデルの発売でこれの原型(佐久鉄道)が一気に有名になった気がします。

津軽鉄道キハ2406  五所川原 1966年

津軽鉄道 キハ2404 1966年

正面2枚窓
佐久鉄道→国鉄→三岐鉄道キハ6→別府鉄道キハ3(1959年8月入線)→佐久市公園に保存

正面3枚窓
三岐鉄道キハ5→別府鉄道キハ2(Ⅱ代目)(1964年12月入線) 円長寺駅跡に保存
三岐鉄道キハ4 転出なし
三岐鉄道キハ3→津軽鉄道2404→上武鉄道キハ2400(殆ど稼働しなかった)
三岐鉄道キハ2→津軽鉄道2405
三岐鉄道キハ1→津軽鉄道2406

三岐鉄道とは関係ないですが、正面2枚窓気動車のクハ化は惚れ惚れします。

豊橋鉄道

南海貴志川線

11 件のコメント:

にぶろく さんのコメント...

懐かしい写真ありがとうございます。
別府鉄道の3両の気動車の中では
2枚窓のキハ3が一番好きでした。
最も一番稼働する機会が少ない車両でしたが。
団体臨の客車代用で走行している姿しか
見たことがありません。
通常は元片上のキハ101が野口線の担当でしたが
キハ2じゃないと「ハズレ」とか思っていたのは
今思うとなんて贅沢で罰当たりって感じです(笑)

にぶろく さんのコメント...

追伸
別府廃止後に保存されたキハ3を見に行きましたが
バケットが外され、塗装がマルーンになって
全くの別物に見えました。
佐久鉄道当時の姿よりもバケットを付けた
別府のキハ3が好きです。

katsu さんのコメント...

にぶろくさん
別府鉄道の中では私も2枚窓のキハ3が一番好きです。
といっても見たのはキハ3だけですが。
キハ3が走っていた1962年は蒸機が活躍していて、キハ3の姿にはあまり関心がありませんでした。
それが佐久鉄道に復元されると、ほんとうに別物ですね。
これほどまでイメージが変わるのに驚きました。

私は佐久鉄道のイメージの方が好きなので別府のキハ3に惚れ直しました。
別府港駅でもっともっと撮っておけばと悔しい想いです。

esehoku さんのコメント...

佐久鉄道の気動車(キホハニ56)は、佐久市の旧中込学校前の公園で見られるのが有難いですよね。
あそこも以前は鉄柵も無く、C56ともども車内にも自由に出入りできたと記憶しています(古いアルバムに写真が残っているかもしれません。確か昭和63年頃、オリンパスのIZM300で撮ったような…)。
やはり貴重な車両を良い状態から保存するには、柵の設置も仕方ないのでしょうね…。

katsu さんのコメント...

esehokuさん
佐久市の公園に昭和63年頃にはあのキハが保存されていたのですか。
数年前の写真を見ると屋根と柵がありそれほど傷んではいないようです。
後になって周辺の整備をしたのでしょう。
車内にも入れて撮れるようですね。

にぶろく さんのコメント...

katsuさんが訪問された頃は
キハ3以外は旧キハ1、キハ2
つまりレカの2両が現役だったのでしょうか?
私は1970年代に別府機関区の奥に眠る
湘南色のレカを撮影しました。

katsu さんのコメント...

にぶろくさん
私が訪問した昭和37年夏はボギー車が導入されて
キハ1とキハ2の2軸単車は活躍してなく
機関庫の中で休んでいました。

Tomii さんのコメント...

数ある鉄道車両の中で最も好きな車両といえば別府のキハ3になります。
昭和5年製で日車製気動車の標準型を確立したともいえるスタイルです。
高校生の時に、ペーパースクラッチの第2号としてHOの模型も製作しています。
エンジンの諸説については詳しくありませんが、キハ2がディーゼル化
された後はDA55だったのではと思います。キハ3も同様と思います。
写真を下記のURLにアップしました。

http://www.geocities.jp/rrfv_3/kiha2_engine.jpg

katsu さんのコメント...

Tomiiさん
キハのエンジンの画像ありがとうございました。
私は別府鉄道で走っていたキハ3にはあまり関心なかったのですが
良く見ればこの種の気動車の中では他のどれよりも魅力的だったのですね。
2両のキハのエンジンは「汽車好きクラーケン」さんのブログで紹介された学術論文に
キハの驚くばかりの頻繁なエンジン載せ替え記録があります。

なと。 さんのコメント...

ご無沙汰しております、なと。です。

正面2枚窓気動車のクハ化・・・確かにそそられます!
上田交通の上田原電車区にあったモハ3122(丸子鉄道キハ1)の廃車体が「せめてクハとして生き残っていたら」と丸窓のモハ5250と組んだ姿を妄想したことがあります。
ガソ改造クハと戦前型の中・小型電車の組み合わせは模型で再現したいです。

katsu さんのコメント...

なとさん
こんにちは。
上田丸子電鉄には元気動車がたくさんいましたね。
その混在がこの路線の最大の魅力と私は思います。
是非とも模型で再現してください。