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高度成長期に突入した1960年代は、地方私鉄の廃線が次々と続いた10年間であった
「終焉の地方私鉄」を全国に追い求め、
空腹と闘った旅で撮り溜めたネガ。
そんなネガを掘り起し、地方私鉄の1960年代
回想してみました。

2015年8月6日木曜日

静岡鉄道:静岡清水線 車両工場

数々の改修や新造をやっていた静岡鉄道鉄道線の車両工場。
駿遠線の物置小屋で生まれた車両達は、この工場の技術がベースにあってDB機関車や2枚窓キハ等あれだけの新造車が生まれたのでしょう。気になる鉄道線の長沼工場の風景を集めてみました。

撮影:田辺多知夫氏  1967..01.07




こんな電車を1/80 13mmで作ってみたい.

駿遠線の新造キハに似た顔つきのモハ21+クハ21、長沼工場の傑作はこの電車でしょう。




長沼工場の全景 1966.04.30   撮影:青蛙氏

8 件のコメント:

宵闇 さんのコメント...

やっぱり静鉄長沼工場の技術力は高いですね。
この後に100型や300型といった大手私鉄顔負けの電車を作ってしまうところが凄いです。
でもこれらも軽量鉄骨製だったのが寿命を縮めてしまったのが残念ですね。

目蒲モハ1の更新車もまたいい味出していますね。フリーランスの私鉄電車で作りたくなります。

katsu さんのコメント...

宵闇さん
静岡鉄道は魅力あふれる秋葉線・駿遠線などに比べ本線は大変地味な路線で私は足が向くことがありませんでした。
しかし100型の前の車両は個性強い電車ばかりでそれらを製造してきた工場に興味深々です。
100型以降の電車には関心薄いのですが、しっかりした技術でいろんな電車を製造してきたのですね。

元東急創世記の小型電車の改造はまるで模型のような魅力を感じます。
大手車両メーカと違って、静鉄で車体を設計すると模型(自由形)のようなカタチが生まれてくるのが面白いです。何ともアンバランスなところが模型的なものを感じるのではないでしょうか。

ねこあたま さんのコメント...

今更ながら思うのですが、静岡・清水両方に静岡鉄道は市内線を抱えていましたね。
京阪の京津線同様、軌道線-鉄道線を相互に運用できる車両を作っていたら、どうなっていたのかと
思うことがあります。

Cedar さんのコメント...

長沼工場は清水市内線電車の保守もやっており、本線を路面電車が快走(回送)する姿をカメラに収めました。
21の編成、あの顔つき大好きです。

katsu さんのコメント...

ねこあたまさん
市内線とは線路が繋がっていたようですね。
もしそれをやっていたら京津線や福井電鉄福武線のように市内をゴロゴロ走ったかもしれません。
鉄道線の魅力が膨らむでしょうね。

katsu さんのコメント...

Cedarさん
長沼工場がらみの電車の写真、前にCedarさんのブログでいろいろ拝見したことがあります。
清水市内線の路面電車が本線を走る姿は愉快ですね。
そして、あの21のとぼけた味わい深い顔つきはなんとも言えませんね。私も大好きです。
少しバランス崩したようなあの顔つきに愛着が湧き惹き付けられるのでしょう。

chitetsu さんのコメント...

小振りな手作り電車、愛らしいですね〜。
自由型の模型電車の本物版みたいな感じがしちゃいます。

katsu さんのコメント...

Chitetsuさん
ほんとうに模型のような電車ですね。
まるで地鉄さんが作った小型電車がいる電車庫のようです。
静岡鉄道の本線はこのような小型電車がすごく個性的ですね。
余った?電車の台車を駿遠線の新製DD機関車に履かせるなども驚きです。