山形交通尾花沢線は過去に記事3本アップしましたが、第1回目がブログスタートの直後であれから早や5年、今ではGoogleブログBlogger の環境も大きく変わりました。当時のケチケチサイズの画像も大型化し再編集してリニューアルいたします。
昭和39年の夏、ガンガン照りの太陽の下、奥羽本線大石田駅に降り立つと国鉄駅の端に歓迎 仙境のいで湯♨ 銀山温泉 の看板が見えそこに山形交通 尾花沢線のりばがあり、見たことないような愉快な列車がやってきた。
構内入替機のような小さな機関車がガソリンカー崩れのボギー客車1両と有蓋貨車1両を従えた素晴らしい混合列車であった。こんな愉快な混合列車がこれから花笠踊りで賑わう夏の尾花沢へ、そしてバス乗り継ぎで銀山温泉へお客を運んでいた。1960年代はこんな貴重な光景を見る事ができた時代であった。1970(昭和45)年9月廃止。
今の銀山温泉そして尾花沢については「夢遊仙人」さんのHP日本の街歩きに
「銀山温泉と尾花沢」の見事な旅日記があります。
DB151 小さな機関車の運転室内は蒸し風呂だったでしょう.
小さなDBとは言え軽便に比べると3'6''ゲージで車幅がでかい.
尾花沢市街
あの夏の日の出来事を旅日記を読み返してみると、新庄で乗った準急が大石田に到着すると尾花沢線のホームに列車は居ず30分以上も待たされたから始まっていた。
ホームにいた客は我々以外は1人だけ、この尾花沢へ向かう客と話をしていたら東京の水不足に驚いていた。やがてやってきた列車は定刻よりだいぶ遅れて発車したが、昨日乗った仙北鉄道に比べるとおそろしくのろくて、軽便よりのろい列車だった。沿線はほとんどが田んぼで尾花沢の近くになると木立が現れ少しは変化のある風景になってきた。車内のシートはほぼ満員で我々より後の国鉄列車で大石田に着いた乗換客であろう。あっという間に到着してしまう尾花沢は家が多くやはり大きな町で奥羽本線大石田は町外れであったことが良くわかる。
ホームにいた客は我々以外は1人だけ、この尾花沢へ向かう客と話をしていたら東京の水不足に驚いていた。やがてやってきた列車は定刻よりだいぶ遅れて発車したが、昨日乗った仙北鉄道に比べるとおそろしくのろくて、軽便よりのろい列車だった。沿線はほとんどが田んぼで尾花沢の近くになると木立が現れ少しは変化のある風景になってきた。車内のシートはほぼ満員で我々より後の国鉄列車で大石田に着いた乗換客であろう。あっという間に到着してしまう尾花沢は家が多くやはり大きな町で奥羽本線大石田は町外れであったことが良くわかる。
6 件のコメント:
私がもう二昔も前に尾花沢を訪れ、大正浪漫溢れる銀山温泉の老舗旅館「能登屋」に泊まったことは、前にも書き込んでいますが、このときに列車を降りた大石田駅は、まだ「ミニ新幹線」になる前で、さすがに「尾花沢線」のあった頃の名残はありませんでしたが、駅のホームには「国鉄」の雰囲気がまだ色濃く残っていて、その「能登屋」の古めかしい感じの看板は、真っ先に目に入ったものでした。
惜しくも準優勝に終わった「なでしこ」。チームを率いた佐々木監督は、この尾花沢の出身だそうです。年齢からして、彼の少年時代にはまるでおとぎ列車のような「尾花沢線」の記憶があったはずだと思うのですが、いかがなものでしょうか?
伊豆之国さん
リニューアル前の記事に書き込んで戴いたコメントは記録に残してあります。
私は「能登屋」のことは全く知らず銀山温泉について知ったのはつい最近のことでした。訪問した頃は情報もない時代でこのような名所の存在を知るすべもありませんでした。新幹線開通で人気は一気に高まったでしょうね。
尾花沢線ののろい列車はまさに「おとぎ列車」のようで、これに乗って銀山温泉へ向かうのはジブリのアニメに出てきそうです。尾花沢線と大正ロマン湯の町の組合わせが最高です。
子供のころに尾花沢線を体験した人は懐かしい思い出になったでしょう、佐々木監督もその一人と思います。
NHKの朝ドラ「おしん」第1回目冒頭に「おしん」が孫とともに銀山温泉で回想するシーンがありました。
ここから名作「おしん」の番組が始まりました。
尾花沢にはKatuさんと一緒に尋ねた思い出の鉄道の一つです。廃線間際、民間全国版TVで尾花沢線をバックに
初老のおじいさんがしみじみと地域に根差した愛着ある鉄道い思いをはせていました。
きれいに塗装された車両群と夏ゼミがなくのどかな駅風景、構内風景が印象的でしたね。
背後が一面の水田の尾花沢線のホームの風景、何度拝見しても痺れます。
蝉や蛙の鳴き声が聞こえてきそうですね。
銀山温泉、一回宿泊したことがあります。
他にお客さんが居なくて、ちょっと怖いぐらいでした。
青蛙さん
青蛙さんと伴に訪ねたあの夏の日のことが今も鮮明に記憶に残っています。
銀山温泉は朝ドラ「おしん」の舞台で登場したのですか。それは知りませんでした。
これで一躍有名になったことでしょう。
夏ゼミが鳴くのどかな尾花沢駅風景、構内風景を次回アップしますといってもアップ済み画像ですが。
尾花沢は8月初めでお盆シーズンでしたが「花笠おどり」開催はもっと先だったような気がします。
全線たったの2.6Kmで車両もDBとトレーラ数台、撮影でこんな楽な地方私鉄はないと思ったものです。
chitetsuさん
バート・ドベラーンからコメントありがとうございます。
ドイツもかなり北辺ですね。
遂にスタートした欧州鉄道三昧の旅の速報を楽しませてもらっています。
ホテルの前の併用軌道をナローの蒸機列車が日常的に走るなど信じられません。
これからも何が登場してくるのか楽しみにしています。
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