案内文章

高度成長期に突入した1960年代は、地方私鉄の廃線が次々と続いた10年間であった
「終焉の地方私鉄」を全国に追い求め、
空腹と闘った旅で撮り溜めたネガ。
そんなネガを掘り起し、地方私鉄の1960年代
回想してみました。

2014年11月13日木曜日

西武 所沢駅

西武国分寺線(国分寺~東村山)では東村山から新宿線に入り国分寺~本川越間の直通運転が1時間に1往復走っている(いた?)。この直通運転のN101系を追いかけた頃に撮った所沢駅を見ると今ではすっかり新装なった所沢駅の昔が懐かしい。

写真の左手に改札口があり、その奥の古い跨線橋まで昼でも暗いホームであった。N101系が停車していると地方私鉄を感じさせる風景で、暗い灯りの下の店舗はまるで地方駅の名産店のようであった。

国分寺線の本川越発国分寺行き 所沢駅新宿線2番ホーム  2009.06.22


2013年6月に完成した所沢駅改良工事で橋上駅舎となった現在の所沢駅 2014年8月
左手にあった地上の改札口が無くなり全てが一新した。何ともないあたり前の駅風景がこうして一つひとつ消えていく。

4 件のコメント:

Cedar さんのコメント...

昔の所沢駅、地方都市の玄関という感じの駅舎や、薄暗いホームなど一度写真に撮っておこうと思いながら叶わずでした。橋上駅舎ってモノカルチャーのシンボルですね。

katsu さんのコメント...

今やどこへ行っても駅や駅前が便利になって同じ風景になったものです。
あの新橋駅前も再開発されるようですね。
あそこも全国統一規格で便利さを追及すると新橋駅前の魅力は失われるでしょう。
各地の駅や駅前の特徴は便利さと引換えにどんどん失われますね。
駅前に街の魅力を残しながら繁栄しているところもあるのですが。

H.Kuma さんのコメント...

お久し振りです。
所沢駅は橋上化されてからはまだ行っていません。
以前は、跨線橋を降りて行くと現れる古めかしいホーム屋根が、何だか懐かしい光景で好きでした。
所沢は、新宿行きと池袋行きが逆方向に発車してゆくので、いつも頭の中が混乱してしまいます(笑)

katsu さんのコメント...

H.Kumaさん
おひさしぶりです。
所沢駅は新宿線と池袋線で確か1~5番ホームまであるのが私鉄駅として楽しくなりますね。
橋上化する前の所沢駅をテーマにして撮ったら面白かったと思います。
いつでも撮れると思っていると後回しになって撮らずじまいになってしまうことが多いですね。