案内文章

高度成長期に突入した1960年代は、地方私鉄の廃線が次々と続いた10年間であった
「終焉の地方私鉄」を全国に追い求め、
空腹と闘った旅で撮り溜めたネガ。
そんなネガを掘り起し、地方私鉄の1960年代
回想してみました。

2012年11月4日日曜日

井笠鉄道 元神高鉄道の車両

昭和42年3月末で廃線となった井笠鉄道神辺支線(井原~神辺)の高屋~神辺間は、その昔「神高鉄道」であった。井笠で見る事が出来た元神高鉄道は3両のガソ単車ジ14~16と2両の木造客車ホハ18、19で、これら5両は井笠鉄道になる1940年以前から井笠支線との相互乗り入れが行われていたようです。

1922年 両備軽便鉄道の高屋線(高屋~神辺)7.8Kmが開業
1933年 両備軽便鉄道を鉄道省が買収、後に国鉄福塩線となる
1933年 買収から外された高屋線7.8Kmを引継いで神高鉄道が設立される
1940年 神高鉄道が井笠鉄道へ譲渡され井笠鉄道神辺支線(井原~神辺)11.8Kmとなる


井笠ジ16(1934年日車製)   井原 1962.07.30

井笠ジ14と15(1931年日車製)  くじ場  1967.03.08

  井笠ジ15  くじ場
ジ15のエンジン周り

ジ16の下周り

井笠ホハ19(1925年日車製)  1967.03.08   笠岡

井笠ホハ18、19は元神高鉄道(1925年日車製)で、他の客車より台車サイズが大きく背が高い.
西武山口線にやってきた井笠の客車にシングルルーフが4両あり、その中に2両の元神高鉄道がいた。

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