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高度成長期に突入した1960年代は、地方私鉄の廃線が次々と続いた10年間であった
「終焉の地方私鉄」を全国に追い求め、
空腹と闘った旅で撮り溜めたネガ。
そんなネガを掘り起し、地方私鉄の1960年代
回想してみました。

2012年8月20日月曜日

山陽電鉄のロクサンと別府鉄道の煙

先日、Chitetsuさんのブログ「吊り掛け電車を求めて」で山陽電鉄のロクサン電車が取上げられ、別府鉄道側から撮った山陽電鉄ロクサンのことを思い出しました。早速、デジタル化していなかった初期のネガを数本スキャンしてみました。
この時は昭和37年夏の地方私鉄めぐりで、東京駅18:30発の急行「はりま」で翌朝6時 明石に到着し隣の山陽電鉄に乗って別府鉄道と立体交差する電鉄別府で降り、別府鉄道からスタートしたのでした。

マルーン一色の各停233+232  東二見  1962.07.28
山陽電鉄は初めて乗った関西私鉄でありペナペナ切符が印象的であった.

山陽ツートンカラーの急行姫路行 827+826 東二見
確かここで各停に乗換えて電鉄別府へ向かう.

現役時代の山陽のロクサン電車.   電鉄別府-須磨町
早朝の別府鉄道を追いかけていると立体交差の上にちょうどやってきたロクサン.

別府鉄道野口線の気動車.  背後の土手上に小さな電鉄別府駅が.

4 件のコメント:

chitetsu さんのコメント...

現役時代のロクサン電車、その頃は当たり前の風景だったのでしょうね。無いものネダリですが私も見たかった…
私がちゃんと関西の私鉄にカメラを向けたのも偶然にも山陽電車でした。その訪問時の最古参はKatsuさんが乗られた急行電車、827号でした。
電鉄別府駅のあたりの風情も随分と別物になっていました。
汽車と一緒に写っている上半身裸のおじさん、昔は良く見かけましたね。
時代を反映した風景ですね。

katsu さんのコメント...

Chitetsuさん、国鉄ロクサンの私鉄払い下げはどこでも見向きもしなかったのですが、
今になってみると中々面白い電車ですね。
小田急でも改造前のツートンカラーのロクサンを見たことがあります。

どこでもそうですが、当時の立体交差する辺りの風景は今では全く別物は想像できます。
裸のおじさんは私の父親も同じで当時のオヤジの標準スタイルでは?

Cedar さんのコメント...

電車オンリーの私の場合、Katsu様とは逆に山陽が目当てでした。
兵庫~長田間の併用軌道にびっくり&興奮したあと、ステンレスカーの特急に乗って姫路へ、車窓からちらりと別府鉄道の列車を見た記憶があります。その頃は国鉄高砂線も健在でした。

katsu さんのコメント...

Cedarさん、この時代の山陽電鉄は面白そうですね。
いろいろ撮っておけば今になって楽しめそうです。
当時は国鉄高砂線もあったんですね。
別府鉄道の旅客線である野口線が国鉄ローカルの高砂線に接続していて、
野口線の存在が不思議に思えたものです。