案内文章

高度成長期に突入した1960年代は、地方私鉄の廃線が次々と続いた10年間であった
「終焉の地方私鉄」を全国に追い求め、
空腹と闘った旅で撮り溜めたネガ。
そんなネガを掘り起し、地方私鉄の1960年代
回想してみました。

2012年6月19日火曜日

福島交通軌道線 旧街道を行く

福島市内 瀬上町から国道4号線と分かれ北上する旧街道(国道353号線)上を軌道線が走っていた。
瀬上市街地を通り抜け摺上川に架かる「さいわい橋」を渡ると「伊達」に入り停留所は「河原町」「長岡田町」と続き長岡分岐点へ至る。
瀬上や伊達の旧街道沿いには、歴史を感じさせる蔵や農家づくりの住宅が建っていてそこを行く未舗装の併用軌道には沼尻や花巻鉛線のような素晴らしい風情があった。


明日は正月の長岡田町辺り 1966.12.31




河原町辺り



クランク道を過ぎると長岡分岐点に到着する.
駅には乗客待合所、湯野町方面・国鉄伊達駅ゆきのりかえ、保原ゆき
などが表示された看板が見える。

2 件のコメント:

chitetsu さんのコメント...

前回のさいわい橋、今回旧街道とchitetsuは大変痺れております。
福島交通の軌道線の情景は他の路線には無い情景のてんこ盛りで、たまらないものがありますね。
砂利道の旧街道をゆく細面の電車、見ることが叶わなかったこの情景のエッセンスをなんとか模型の世界で残してみたいと思っています。
今製作中の路面電車車庫の制作にも大変参考になりますし、刺激を受けます。

katsu さんのコメント...

chitetsuさん
この軌道線の訪問で旧街道の併用軌道ではほんとうに感動しっぱなしでした。
とても1日で撮り歩くのは不可能で次回訪問を考えていたのですが果たせませんでした。
私がこういう情景を撮り始めたのもいずれは模型化を考えての事ですが、
私にはchitetsuさんのような工作力と製作スピードが無いのでとっくに諦めています。
模型にして残せればそれはもう究極の楽しみ方ですね。