
西大寺の車庫全景. 左が客車庫で右が機関庫. 1962.7.29
1962(昭37)年夏、廃線間際の西大寺の客車庫には普段使われない客車などが無数詰め込んであり、目指す単端はよく知られた角ばった単端キハ3~5、 その前面を流線形にしたキハ1、2、 ボギー気動車を真っ二つに切って生まれたキハ8、10、こんな単端が車庫に休んでいた。キハ1、2だけは客車庫の奥に確認できたが狭くて暗く写真が撮れる状態ではなかった。
奥に押し込まれたキハ1、2を除けばこれらの単端は廃線直前まで動いていたようだ。特にキハ8、10はまるで自由型オーバースケール模型のようなユーモラスな単端で、地方私鉄にこのような単端が存在したことが驚きである。

後ろのキハ1型(3)に較べて大型で腰高なキハ8型(8). 機関庫棟

キハ1型(5) キハ8型(10)
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キハ1型(5)

飲料水タンクの運搬車 元菊池軌道のシングルルーフ・ロングボディ客車

給油設備と単端の転車台

貨物ホームや引込線には有蓋貨車が何両も居てこの日も活躍していた。

終点 西大寺市駅の全景 1962.7.29
4 件のコメント:
はじめまして!
peparamaと申します。
貴重な写真を公開していただきありがとうございます。
私は写真や写真風イラストを元にしたペーパークラフトとそれを使ったジオラマを作っておりますが、こちらはまさに宝の山!
車輌の写真だけでなく駅構内の様子や台車の写真等に思わず見とれてしまうこともしばしばです。
これからもどんな写真が公開されるのか本当に楽しみです。
はじめましてpeparamaさん、
嬉しいコメントをありがとうございました。
先日、レトロな街並みを写真にとって立体画にしてしまう人がテレビで紹介されたのを見ました。
こちらの三次元写真模型のことだったのかも知れません。
貴ブログの車両紹介で西大寺の単端各形式を作られているのを拝見し驚きました。
西大寺の珍品などは正に模型的であり、その雰囲気をペーパクラフトで捉えてしまったのですね。
スケールモデルとは違った別の楽しみ方があるようですね。
Katsuさま
早速のレスありがとうございます!
> 先日、レトロな街並みを写真にとって立体画にしてしまう人がテレビで紹介されたのを見ました。
それは鹿児島市電の番組ではありませんか?
その方は糸崎公朗さんと言う写真家で作品は「フオトモむと言います。
あちらは立派なアートですが私のはあくまでもペーパークラフトです。
私のブログご覧いただきありがとうございます。
こちらで西大寺鉄道財田駅の交換風景とか井笠鉄道の備中小田駅の情景とかを拝見してジオラマ化したい題材がどんどん増えております。
今後もお世話になると思いますのでどうぞよろしくお願いいたします。、、
peparamaさん
ネットで調べたらTVで見たのは確かにフォトモの糸崎さんでした。
写真でストラクチャーを作ってしまうこんな手法も中々面白そうですね。
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