案内文章

高度成長期に突入した1960年代は、地方私鉄の廃線が次々と続いた10年間であった
「終焉の地方私鉄」を全国に追い求め、
空腹と闘った旅で撮り溜めたネガ。
そんなネガを掘り起し、地方私鉄の1960年代
回想してみました。

2019年5月16日木曜日

1枚の写真から 浅間線の失敗

マイカメラを持って2年目の夏に訪れたのが松本電鉄の浅間線でした。
素晴らしい木造電車に、堪らず電車を手前まで引寄せて撮ってしまった。
あまりにも電車の顔がデカ過ぎてうるさくせっかくの家並みも見ることができない。

この大失敗からこんな撮り方の写真では使い物にならないを自覚し、
この夏以降からは努めて車両の大きさをよく考えて撮るようになった。
本ブログにも使っていなかった失敗の1枚でした。


浅間線の1枚 1963.7.20
行先表示が松本行だが浅間温泉へ向かっている中浅間のカーブ。

2 件のコメント:

Cedar さんのコメント...

このお写真だって充分に価値があります。例えば右の女の子だって邪魔、という意見が当時の主流だったんではないでしょうか?

katsu さんのコメント...

Cedarさん
慰めて戴きありがとうございました。
電車の顔がでかくて写真集などではまずボツになり使い道がありません。
もっと遠くのカーブあたりに電車が顔出したタイミングで撮っておけば良かったと思っています。
人物はこの頃から入れるようにしていました。
ところでこの電車は木造でシャープエッジが甘くなっているせいか、どうもピントがピシッと行かないような気がします。