案内文章

高度成長期に突入した1960年代は、地方私鉄の廃線が次々と続いた10年間であった
「終焉の地方私鉄」を全国に追い求め、
空腹と闘った旅で撮り溜めたネガ。
そんなネガを掘り起し、地方私鉄の1960年代
回想してみました。

2018年7月18日水曜日

静岡鉄道清水市内線

この写真の陽ざしは朝でしょう。
自社工場製の模型的な車両の魅力、路面電車が専用軌道を走る楽しさなど、魅力溢れる路線であった。といっても私は何べんも計画立てながら他を優先してしまい、訪問が叶わなかった路線。
田辺さんが撮った清水市内線からです。

撮影:田辺多知夫 1967.1.7
 じっと見ていたくなる新清水の朝の光景。朝の光線が素晴らしいですね。
巨大サイズにプリントしてみたくなります。

1枚目と2枚目の写真はシーケンスで、電車の動きや人の動きが分かる。電車(55)は国道から新清水駅に入って行くところで、湊橋 横砂に向かう電車(60)が接近し、向こうに横砂 港橋行きの電車(66)が朝もやの中に消えていく。背後に写る建物には正月明けの「新春初売り出し 新静岡センター」の文字が見える。

湊橋 横砂行きの62。

東海道本線越えの撮影名所。

電車は1台1台外観が異なっている。


背後の山並みの向こうにうっすら見えるのが富士山の頭のようです。
59+58でパンタが一丁??、固定編成でしょうか。
→皆さんの情報から固定編成ということが分かり、現地の方から下記メールを戴きました。
59+58ほとんど朝のラッシュ時しか走らず、いつも新清水駅構内の側線にいて、走行写真は大変に貴重なものです。

59+58

路面電車が専用軌道を走る魅力溢れる風景。

清水市内線といえばこの海坊主55~59。

2018年7月4日水曜日

「地方私鉄1960年代の回想」出版を祝う会

先日6月29日に渋谷の「パンダレストラン」にて「地方私鉄 1960年代の回想」出版を祝う会が開催されました。多くの皆さまにお集まりいただき誠にありがとうございました。
鉄道趣味を通してつながった皆さま、そして今回の出版で大変お世話になった関係者の皆さまに厚く御礼申し上げます。


巨匠に挟まれて。(画像:松本正敏様より)

会場には凄腕超絶モデラーが何人も。

プロに写真展のお知恵拝借。

当日配布のチラシや冊子。

秋の写真展日程が決まりました。チラシ制作:OFFICE NATORI