案内文章

高度成長期に突入した1960年代は、地方私鉄の廃線が次々と続いた10年間であった
「終焉の地方私鉄」を全国に追い求め、
空腹と闘った旅で撮り溜めたネガ。
そんなネガを掘り起し、地方私鉄の1960年代
回想してみました。

2018年5月3日木曜日

福島「さいわい橋」の写真

福島交通軌道線「さいわい橋」 1966.12.31

お馴染みとなった福島の「さいわい橋」の写真。上の写真は本発売が近づいてきた3月初めにブログにアップしたものです。PC(ウェブバージョン)で見ると、右に並ぶ本の表紙と似たような写真ですが、実はこの2枚に大きく違うところがあるのです。

本の表紙カバーを外して見て戴くと分かりますが、表紙の写真↓は左の山並みを画面にとり入れ電車を右に寄せたところが、上の写真と大きく違っています。


「さいわい橋」は更にもう一枚あり、本編の見開き↓に使っていますが、結局、上の写真は没になりました。やはり写真の使い道などを考えると、上の写真の構図(日の丸)は避けた方がよさそうです。


唐橋宙子さんが唄う「虹を(feat.フラガール)」を聴いて、PC画面で美しい福島を思うには電車が小さく写った上段の写真が最適です。
歌詞はこちら→https://www.uta-net.com/movie/47621/

2 件のコメント:

Cedar さんのコメント...

電車をセンターにしない写真、人物を入れた写真。Cedarも昔から大好きでしたが、当時はゴリゴリの先輩に「対象に迫ってない」とバカにされたものでした(~意図的にやってるのねえ)。

katsu さんのコメント...

Cedarさん
車両に迫っていない写真は迫力がなくてダメなのでしょう。
ところが、情景の場合は車両が大きいと、うるさ過ぎて使い物にならない。
どんな大きさの写真で見るかによって車両の大きさの感じも変わってくるので、
いろいろ撮るしかないのでしょう。