軽便祭で、素晴らしい西大寺単端のOナロー1/48の作品を拝見しました。
西大寺のキハ1、2を製作する方は大変少ないと思います。
「軽便讃歌13」表紙の巨大な単端キハ8と顔がよく似ていますが、
キハ1、2はお馴染みの箱型単端キハ3、4、5と同一サイズです。
美しいツートンカラーに塗られた気動車。筑波の峰々を背に走り抜ける風景は、あまりにも日常風景に溶け込みすぎて、かつて私はその魅力に気づくことがなかった。
駅舎の佇まい、ローカル色豊かな設備、そして茨城の素朴な風土と自然。
筑波鉄道は、暮らしのすぐそばにあった。
けれど、その魅力は何十年という歳月が流れて、初めて感じられるようになった。
鉄路はすでに消え、残されたのは駅のホームや木立の痕跡、自転車道に姿を変えた廃線跡など。筑波北方に広がる沿線の風情は、今も変わってないのだろう。
金石線の画像をデジタル化したのは2011年頃でした。あれから10年後に再スキャンしたのがこの画像、ネガは劣化し斑点だらけで時間掛けてゴミとりしたものです。
1964年のモノクロネガは撮影後50年辺りまでは、まだ何も劣化してなく綺麗なネガだったことになります。
朝の路面電車は絶好の撮影チャンス.
駅で整列する習慣はまだ無かった昭和42年の日本.