案内文章
高度成長期に突入した1960年代は、
地方私鉄の廃線が次々と続いた10年間であった
。
「終焉の地方私鉄」を全国に追い求め、
空腹と闘った旅で撮り溜めたネガ。
そんなネガを掘り起し、地方私鉄の1960年代
を
回想してみました。
2018年2月14日水曜日
広田尚敬「 Fの時代」
品川にあるニコンミュージアムで1/5~3/31日まで開催中のニコン企画展、広田尚敬「Fの時代」を見てきました。昭和36年~昭和45年頃まで「ニコンF」で撮影した60点あまり。蒸気機関車はやはりモノクロに限るであった。
機関車のディテールを潰さず、どうしてこんなに白と黒の階調がきれいに出るのか、プロカメラマンの光の捉え方や機材もさることながら、今ある最高レベルの技術で処理印刷されているところが大きいのでしょう。写真の躍動感は広田尚敬プロならでした。
特に人を入れた客車内がなんと魅力的か、最も汽車を感じさせてくれた。
今回の作品は2009年発行の写真集「Fの時代」に収録されたものだそうです。
ニコンミュージアムの一角に写真展会場があった。
2018年2月10日土曜日
昭和53年 赤城山麓 上毛電鉄
赤城おろしの空っ風が吹く大湖を訪れたのは、すっかり鉄撮りもやめていた昭和53年の1月であった。私の鉄道モノクロネガの最後になる。
あの頃、東京に近い中小私鉄の中で上信・上毛電鉄は魅力乏しい路線がであったが、40年が経って当時を写真で見ると、カレー色の生え抜きデハ100形やデハニ52が走っているだけで上毛電鉄も魅力的な時代であった。
この頃はマイカーを利用して撮りに行けるし、カメラも一眼レフに交代し、土日にどこへでも撮りに行けたのに、鉄撮りは中止。1970年代になっても関東一円にまだまだ魅力ある私鉄路線があったのに惜しいことをしてしまった。
今やすっかり有名になった大胡の車庫。1978.1.14
大胡駅の
風景。
デハ81(元東武)
赤城おろしの空っ風に吹かれて走るデハ100形。
カレー色した生え抜き電車。 デハニ50形52
空っ風吹く桑畑を行く デハ800形801。
西武のクモハ351形とクハ1411形がどっと入線してきた頃。
大胡
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