案内文章

高度成長期に突入した1960年代は、地方私鉄の廃線が次々と続いた10年間であった
「終焉の地方私鉄」を全国に追い求め、
空腹と闘った旅で撮り溜めたネガ。
そんなネガを掘り起し、地方私鉄の1960年代
回想してみました。

2010年4月18日日曜日

永平寺と芦原温泉を結ぶ電車

京福電気鉄道福井支社 永平寺線。
福井県の北陸本線金津(現 芦原温泉)から永平寺を結んでいた。
1969年に金津~東古市(今の永平寺口)間が廃止され、残る東古市~永平寺間も2002年に廃止された。

1968年1月に福井駅から入り、永平寺線に乗り雪の永平寺を訪問した。永平寺と金津の間を丸窓電車が単行で走っていて、これに乗ると芦原温泉、さらに三国線に乗継ぐと東尋坊へと出れる。
当時の福井支社の各路線は複雑に入り組んで大変分かりにくいが、撮った写真を見ると各支線はほぼ乗っていたようである。  

永平寺駅   1968.1.14 

永平寺駅  

金津(現JR・芦原温泉)駅

2010年4月16日金曜日

花笠音頭の尾花沢へ向かう列車

山形交通尾花沢線。
1964年8月、夏休みの東北私鉄めぐりで立寄る。
奥羽本線の大石田の駅の端っこに、歓迎「仙境のいで湯」銀山温泉の看板が掲げられた小さなホームがあり、そこで待ち受けていた尾花沢行きの列車。
全長なんと2.6Kmという短区間を、なんとも可愛らしい機関車DB151が混合列車を牽き往復していた。終着駅は花笠音頭で有名な尾花沢である。
ホームの看板にあった銀山温泉はここから更に15Kmの先にある。

大石田   1964.8.5

終着尾花沢駅

花巻の銀河鉄道ともう一つの軽便鉄道。 ここからブログがスタート

アメブロの音楽ブログに4月13日アップ開始した「地方私鉄1960年代」を、Googleブログに移動しました。




4月6日にアリソン・クラウスのNHK BSh1放映の画面をアップした後、一気に1960年代のモノクロ銀塩写真の世界に突入。デジタルから急にアナログの時代が恋しくなってきた。音楽から鉄道へ変身し、まずは花巻駅から西鉛温泉と花巻温泉へ走っていた軽便鉄道の花巻電鉄からスタートします。

1964年8月の東北私鉄めぐりで、始めて花巻を訪問。
銀河鉄道のモデルとなった岩手軽便鉄道は、その昔この花巻電鉄と一緒に移転前の中央花巻駅から出発していた。花巻電鉄は岩手軽便鉄道と同じように小さな軽便鉄道であった。


西公園停車場  1964.8.2  
印画紙プリントのスキャン画像を残しました。