最近、松本郊外の浅間温泉を訪ねた知り合いがいて、温泉通いの浅間線のことが想い出された。
昭和38(1963)年夏
10分程で着いた浅間温泉はなかなか立派な終着駅で、尖った屋根は西洋館を思わす。この温泉町を少し散歩してみたいものだが、走行写真を狙っているので、温泉町を見る事もなくさっき来た線路を逆に松本方面へ歩いて行った。朝の浅間温泉を背に田畑の向うを行く通勤電車は、観光ではなく、生活の脚としてそこにあった。窓は開き、仕事へ向かう人々の顔が見える。
沿線で走行写真を撮りながら、3つ先の交換駅まで行くと、高校生を満載した電車が次々とやってきた。朝8時を過ぎたであろう、太陽はギラギラ容赦なく照りつけて来た。しばらく列車交換の風景を眺めた後、また松本へ向って電車に乗った。




2 件のコメント:
こんにちは。今年も昭和の生活感が感じられる美しい鉄道写真の楽しみに掲載を楽しみにしています。
浅間温泉駅、建築費はそれほどかけられなかったのかもしれませんが、田舎の朴訥とした洋風建築で良いと思います。駅舎を記録に残しているものも多くはないはずなので、貴重な記録です。以前は花巻市に住んでいましたが、花巻温泉駅も少し安っぽい洋風建築だったはずですが、しっかりとした写真は見たことがありません。福岡在住ですが、折尾駅も直方駅も戦前建築の駅舎が取り壊されてしまいました。失われるものだから、なお一層美しく見えるんだなと思ってみています。
U-BOATさん
コメントありがとうございます。
浅間温泉駅の駅舎は残されていたら温泉町の良いシンボルになったと思います。花巻温泉の駅舎も立派で高原のイメージがしたものです。ある時代までは地方の小鉄道で、こんな駅舎を建設するくらい勢いがあったのでしょう。
コメントを投稿