案内文章

高度成長期に突入した1960年代は、地方私鉄の廃線が次々と続いた10年間であった
「終焉の地方私鉄」を全国に追い求め、
空腹と闘った旅で撮り溜めたネガ。
そんなネガを掘り起し、地方私鉄の1960年代
回想してみました。

2023年7月20日木曜日

最近の再スキャンより 夏の能登線

夏の海岸沿いを海水浴場へ向かう能登線はどの列車もバケット付きの奇妙な気動車ばかりで車両が如何にも能登線らしい時代であった。

北陸鉄道能登線 柴垣-滝 1962.08.02
左手の小さな半島の向こうに柴垣海水浴場がある。


柴垣から海岸沿いを走って来た列車は滝の手前でカーブする。



4 件のコメント:

esehoku さんのコメント...

能登線は未体験ゾーンでしたが、画像から懐かしさを覚えました。
ゲテモノ揃いと言ったら失礼かもしれませんが、1輌1輌が不揃いでアクが強かったのが当時の北鉄のご多聞にもれずだと思います。それがまた楽しい。
あと、車輌もさる事ながら、薄く、草むしていてバラストも少なめ、加賀言葉で言う「おぞい」線路の上を、いかにも重苦しくやかましいエンジン音を響かせながら走って行く気動車…軽量車体なんて夢のまた夢だったでしょうから、カーブの際に線路にかかる横圧に対して、枕木の上に打たれている木のブロック(チョックとか言う名でしたか?)をもってしても、レールが歪むのを防げなかったのでは…と、余計な心配をしてしまいます。

katsu さんのコメント...

esehokuさん
よく知られていない北鉄能登線を訪問すると車両のゲテモノ揃いが期待通りでした。
しかし、このあと単調な気動車に入れ替わってしまい車両の魅力はなくなりました。
この路線の魅力は沿線にありで、それは廃線まで変わらなかったと思います。

代打・山本 さんのコメント...

まだ軽い気動車ならまだしも、海水浴シーズンに国鉄から乗り入れるC58牽引の客車は満員の乗客を乗せてこの線路を走ったわけで、ざぞかし物凄い乗り心地だったのでしょう。

katsu さんのコメント...

代打・山本さん
よくこのような線路に国鉄C58牽引の列車が乗り入れたものですね。
乗ってみたかったです。
ローカル私鉄がまだ元気だった時代はローカル私鉄に
国鉄の海水浴列車の乗り入れがけっこうがあったようです。