案内文章

高度成長期に突入した1960年代は、地方私鉄の廃線が次々と続いた10年間であった
「終焉の地方私鉄」を全国に追い求め、
空腹と闘った旅で撮り溜めたネガ。
そんなネガを掘り起し、地方私鉄の1960年代
回想してみました。

2019年3月4日月曜日

雄勝線 ポール電車から内燃動力へ

すばらしい雄勝線の写真をfacebookに連載投稿されたusuiさんからもう少しお借りしました。撮影は1971年8月7日で、1971年7月26日の電化→内燃動力化してから半月後になります。

ポール電車から気動車に入れ替わっても電化時代の施設がまだそのままです。これから西馬音内の駅舎や電車区、架線などの施設が徐々に破壊され、廃線に向かって悲惨な光景になっていったようです。

雄勝線の電車時代の風景そのままに気動車との組合わせが楽しめたほんの僅かの期間だったのでしょう。施設破壊前の気動車の雄勝線もポール電車とは一味違ってよきものです。

撮影:usui
 朝、気動車の先頭から見たすばらしい雄勝線風景。ポール電車時代に古典客車のオープンデッキから見た過ぎ去る風景そのままに残されています。う~ん 見とれてしまう1枚です。

 あぐりこ駅

貝沢駅

usuiさんの羽後交通雄勝線訪問記(1971年8月7日)
一番列車で西馬音内へ行く途中に撮影した写真です。三枚目は貝沢駅で停車中の写真です。どうして乗務員さんも外に出ていたのか記憶にありません。遠くを見ているようなので誰か乗る人を待っているのでしょうか?一枚目は朝なので農作業に出掛ける夫婦でしょう。鉄道に関係ありませんが線路際なのでアップしました。二枚目は子供達が待っている、あぐりこ駅に到着を湘南顔の大きな窓から撮影しました。

2 件のコメント:

にぶろく さんのコメント...

「あぐりこ」というひらがなの駅名が
東北っぽくて好ましいです。
湘南顔にデッキを付けたキハが
エンジとクリームの塗り分けも含め
大好きでした(現役には間に合いませんでしたが)。

katsu さんのコメント...

にぶろくさん
「あぐりこの」の由来を古い鉄道模型趣味誌から取り出してみました。
私はこの駅を見たはずなのに何故か全く記憶がありません。