今までのブログで「オリンパスペンで撮った奥山線5」など軽便車両の角度には大変人気がありました。
そこで軽便の車両一覧や台車や連結器などの資料写真はラベル(カテゴリ) に「模型資料」を追加しオリンパスペンで撮った栃尾線から更に続けてみます。
これをやり過ぎると延々と車両図鑑になってしまうので軽便客車を主に取上げます。
軽便模型を作る楽しさは客車にありで、模型化で車両イメージが左右されるアーチバー台車のサイズには拘りたいものです。
撮影: 全て1964.03.22
模型のような自動連結器
標準型客車ホハ1形2 と カマボコ型ホハ20の連結面
ホハ1形2 ハンドプレーキのプルロッド
模型で作りたくなるカマボコ客車ホハ20.栃尾で最も腰が低い客車であった.
同じホハ1形でも形状が様々なアーチバー台車の一覧
ホハ1
ホハ8
ホハ6
ホハ7
以上がホハ1形のアーチバーで、軽便としては草軽並みにでかい
1例: 軸距1220 車輪径520φ程度(実測)
以上がホハ1形のアーチバーで、軽便としては草軽並みにでかい
1例: 軸距1220 車輪径520φ程度(実測)
元草軽の小さな客車ホハ18.
台車は栃尾で交換されたものかは不明?
元々の草軽では軽便最大クラスのアーチバーを履いていた
(草軽のアーチバー 軸距1220 車輪径610φ)
栃尾の標準的ボギー客車 ホハ1形5. 1、2 5~8の6両がいた. 悠久山
台車を撮った客車群 ホハ27+ ホハ6+ ホハ7+ ホハ1+ ホハ18+ ホハ8 悠久山
12 件のコメント:
いつも拝見させていただいております。
少し疑問に思ったのですが
ホハ27以外の車輪にブレーキシューが無いようにおもわれますが
ブレーキはどうしていたのでしょうか?
匿名さん
アーチバー台車のブレーキには気が付きませんでした。
栃尾線ではその後の貫通ブレーキ化でこの古典客車などは淘汰されてしまいました。
それ以前の写真の客車のアーチバー台車には確かにブレーキシューが見当たりませんね。
もう片方のアーチバー台車にはハンドブレーキのシューがついている筈です。
ホハ2や5の写真を拡大して見たところハンドフレーキのロッドやブレーキシューが見えました。
デッキにハンドブレーキハンドルがある側の台車だけにブレーキがついていたようです。
アーチバー台車のブレーキシューは通常枕バネ側に付いていますね。
栃尾の連結器はウィリソン(Willison)式自動連結器ですね。
一般的な自連とは違いナックル部は開閉せず、内側で噛み合うピンをロック/解除する事で連結と開放を行います。写真でもわかりますが前後方向の遊間が極めて少ない連結器です。
ただ、車体側の緩衝装置が無い車両の場合、他車からの衝撃もダイレクトに伝わってくるので乗り心地まで良かったかどうかは・・・。朝顔形と比べりゃはるかに上等でしょうけど。
様々なアーチバー台車や車輪のバラエティーは非常に参考になります。6~7本スポークや、ぶ厚いタイヤの車輪はナローモデラーには垂涎ものですね。
ところで、栃尾線は昭和35年頃から自動連結器への更新が始まったようですが、ニフを除く貨車は朝顔形のまま残されました。
Katsuさんが昭和39年にED51の牽く貨物列車や混合列車を撮影されていますが、どのようにして貨車を連結していたのでしょうね。まさか2本の細いチェーンだけでとは考えられませんし、ニフと客車の一部にダミーの車両があったとしても決定的な写真が見つかりません。
影武者さん
栃尾の連結器はそうでしたか。
私は何も知らなかったのですが興味深い構造ですね。
私はこの写真を撮っていた頃、軽便は「アサガオ」カプラーしか認めなかったので
こんな貴重なものを見ても何も観察しなかったことが今になって悔やまれます。
このウィリソン式がは採用された軽便の旅客営業線は栃尾以外に日本鉱業佐賀関もあったのですね。
#9999
軽便のアーチバーはその通りで車輪の分厚いタイヤになんとも言えない魅力を感じます。
これが薄い車輪では魅力に欠けますね。
よく最後尾に連結されていたニフや元草軽小型客車には自動連結器が装着されていましたが、
その直前に繋がれた貨車の連結器は写真では確認できませんでした。
大井川鉄道のように二刀流カプラーの貨車
がいたのでしょうか??
栃尾線は朝顔形連結器と自連の連結器高が一様なので、推測ですがアダプタを介しての連結だったのではないでしょうか。下記リンクは外国のものですが、これが一番安易な方法ですね。
http://www.trainweather.com/August2006PDF-3.pdf
栃尾線では機関車の次位と最後尾にニフが連結されるので、ニフがダミー車かと考えたのですが、自連付きの客車が組み込まれている編成もあり混乱してしまいました。台車の話題が連結器に飛んでしまい申し訳ありません。
#9999さん
海外のアダプタの事例をありがとうございました。
よく最後尾(最前部)に連結される元草軽の小型客車は両側に自連が装備されていました。
その直前には丸太を積んだ無蓋車が居たりと
ダミー車の存在はほんとうに謎です。
栃尾線の連結器の件、気になりいろいろ調べてみましたが、こんな画像を見つけました。
http://rail.hobidas.com/photo/archives/2005/06/post_13.html
デッキ部分をアップしてみると、普段は空っぽか右サイドに車止めが乗っかってるくらいですが、何やら連結器アダプターらしきものが確認できます。見れば見るほどそのようにしか見えません。
#9999さん
栃尾のED電機の画像を拡大して見てみまた。
デッキ上に何やら物体が写っていましたがアダプタなのかどうか?
私には明確に判りませんでした。
自分で撮った写真いろいろを調べていますが
決定的なものはまだありません。
2軸貨車のアサガオカプラーと自動カプラーを連結して牽引するのは電機とデッキ付電車くらいでしょうから
この車両だけにアダプタが積んであってもおかしくありませんね。
ただけっこうな重量になると思われ持ち運びは大変だと思います。
はじめまして
連結器が気になってしまって、ウィキペディアで連結器の項目を見ていたら「ウィリソン式」という連結器がもっと気になってしまいました。
ジャニー式の自動連結器はそれなりに手がかりをつかめたのですが、ウィリソン式については限られた情報しかなかったので、「このように連結されているんだ・・・」と納得できるわかりやすい写真をやっと見つけることができました。
ただ、新たな疑問も湧きまして。
連結器には
「連結のしやすさ」
「解放されにくさ」(使用中に開放されない)
「解放のしやすさ」(必要なときは容易に開放できる)
という相反する性能が期待されますが、そのなかの
「どうやって開放するのか」が想像できません。
付け根付近に可動部があるようですが、それが解放で使用されるのでしょうか・・・?
Hいまじんさん
コメントありがとうございます。
「ウィリソン式」連結器のご質問ですが、
どういう構造だったのか私には分かりません。
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