山陽路の軽便3社下津井電鉄、西大寺鉄道、井笠鉄道を撮り広島に向かう途中、夕暮れの尾道鉄道に立寄ってみた。山陽本線尾道駅の山側に私鉄電車のホームがあり、独特の個性豊かな電車が発着していた。
尾道駅風景 背後に尾道らしい急斜面が迫る. 1962.07.30
尾道駅の自社製 デキ16 下回りを撮っている二人は同行の鉄仲間
キ61 元近江鉄道ガソリンカー
デキ25 元水間鉄道電動車の電装解除.向こうは山陽本線尾道駅ホーム
上から2番目の写真を部分拡大してみました。
帽子被っているのが「私鉄の車両全24巻」企画の飯島氏で、カメラ構えているのが青蛙氏。
記念写真なんぞはフィルムが勿体なく厳禁だったので、こんな若き日の鉄ちゃん風景は貴重です。
10 件のコメント:
デキ16の台車はリンケホフマン製で
名鉄にも近江鉄道から流れて来ましたが
早くに廃車になって見た事がありません。
フィルムが高価だった頃にこんな台車まで
撮られたとは驚きです。
この鉄道を垣間見えたことはよかったと思います。尾道の友人もこの鉄道を知っていることに驚いていました。当時の写真を見ると家路に向かう高校生と通勤客を乗せて車内はおろか元近江鉄道カハ100の乗降口まではみ出している光景がありました。
同行2人のうちハンチングをかぶっている青蛙が見えます。あまり仕事?をしていませんね。
リンケホフマン製台車をご教示していただきました常夜燈さんありがとうございます。
常夜燈さん
この輸入台車はリンケホフマンという製造元ですか。
雨宮製にもあった板台枠台車ですね。
まるで電気機関車のようで愉快な台車です。
台車はけっこう撮ったのですが、この台車だけは撮っておいて良かったです。
青蛙さん
尾道鉄道はこの時に見ていない車両を含め物凄い小電鉄ですね。
こんな魅力溢れる電車が全国あちこちにいた時代でした。
こんな鉄道を1日掛けて撮ってみたかったものです。
同行2人が写った写真を部分拡大して追加しておきました。
katsuさん
部分拡大していただいてありがとうございます。やはり青蛙は仕事をしていましたね。
台車の写真も手元にあります。がっちりとした台車でしたからフイルムの残量を気にしながらでも撮りました。中小私鉄の魅力ですね。
青蛙さん
今後はこんな埋もれていた隅っこを拡大してみようと思います。
この時の旅は岡山以降はノートの記録が途絶えてしまい、何があったのかうろ覚えしかありません。
何十年も経って写真を見る時のために、車両記録だけでなく撮った時に何があったのか、何を感じたのかを記録しておく事がとても大事ですね。
昭和37年夕暮れ退社時間の山陽本線尾道駅の光景も素晴らしかったと思います。
初めまして。
いつも楽しく拝見しております。
尾道鉄道の事は雑誌等でかねてから知っておりましたが、元近江鉄道のリンケホフマン製の台車をまじまじと見たのは初めてでした。
ちょっと神戸電鉄や、箱根登山鉄道の旧形電車が付けていた板枠台車に何処と無く似ていますね。
宵闇さん
コメントありがとうございます。
このリンケホフマン製台車の写真は今回のスキャニングで出てきたもので、お役に立てばアップした甲斐があります。
この台車の周辺含めた電車の下周りを部分拡大して掲載してみます。
こんにちは。
初めてコメントさせて頂きます。
6枚目写真の車両背後にあるホームの上屋は今でも残っていますね。
貴重な尾道鉄道の遺産だと思います。
なおさん
以前、貴ブログの尾道駅情報を拝見していました。
尾道鉄道尾道駅の構内配線図を作図するにあたり、
山陽本線ホームから尾道電鉄駅へつながる地下道がよくわからず
いろんな角度からの写真を付け合わせしました。
その時にこの尾道鉄道ホーム上屋が残っている写真に感心しました。
確かに尾道鉄道の遺産ですね。
あの時代の暮れ行く尾道駅をジオラマで作ったら素晴らしい雰囲気になりそうです。
国鉄時代の尾道駅駅舎も消えてしまったようで残念です。
コメントを投稿