案内文章

高度成長期に突入した1960年代は、地方私鉄の廃線が次々と続いた10年間であった
「終焉の地方私鉄」を全国に追い求め、
空腹と闘った旅で撮り溜めたネガ。
そんなネガを掘り起し、地方私鉄の1960年代
回想してみました。

2014年1月19日日曜日

昭和37年の旅 尾道鉄道

昭和37年の旅を山陽路に戻し、以前アップした「瀬戸内海 尾道の小私鉄」をネガからスキャンし差し替えてリニューアルしました。昭和37年に撮ったネガもいよいよカールが激しくなりスキャニングを急がねば。

山陽路の軽便3社下津井電鉄、西大寺鉄道、井笠鉄道を撮り広島に向かう途中、夕暮れの尾道鉄道に立寄ってみた。山陽本線尾道駅の山側に私鉄電車のホームがあり、独特の個性豊かな電車が発着していた。
旅の途中にふと立ち寄って撮ったのは、丸みを帯びた自社製デキ16、それに牽かれる小さなトレーラ、どれをみてもゲテモノ揃いである。これぞ昭和30年代の尾道鉄道は魅力ある尾道の町によく似合っていた。昭和39年廃線。

尾道駅風景 背後に尾道らしい急斜面が迫る. 1962.07.30

尾道駅の自社製 デキ16 下回りを撮っている二人は同行の鉄仲間

デキ16のボリューム感ある自社製車体に、元近江鉄道の古風な輸入台車を流用.

 キ61 元近江鉄道ガソリンカー

デキ25 元水間鉄道電動車の電装解除.向こうは山陽本線尾道駅ホーム

デキ15+デキ25 電車にお客が乗り込み駅に夕闇がせまる頃 発車となる.




上から2番目の写真を部分拡大してみました。
帽子被っているのが「私鉄の車両全24巻」企画の飯島氏で、カメラ構えているのが青蛙氏。
記念写真なんぞはフィルムが勿体なく厳禁だったので、こんな若き日の鉄ちゃん風景は貴重です。

8 件のコメント:

常夜燈 さんのコメント...

デキ16の台車はリンケホフマン製で
名鉄にも近江鉄道から流れて来ましたが
早くに廃車になって見た事がありません。
フィルムが高価だった頃にこんな台車まで
撮られたとは驚きです。

青蛙 さんのコメント...

この鉄道を垣間見えたことはよかったと思います。尾道の友人もこの鉄道を知っていることに驚いていました。当時の写真を見ると家路に向かう高校生と通勤客を乗せて車内はおろか元近江鉄道カハ100の乗降口まではみ出している光景がありました。
同行2人のうちハンチングをかぶっている青蛙が見えます。あまり仕事?をしていませんね。
リンケホフマン製台車をご教示していただきました常夜燈さんありがとうございます。

katsu さんのコメント...

常夜燈さん
この輸入台車はリンケホフマンという製造元ですか。
雨宮製にもあった板台枠台車ですね。
まるで電気機関車のようで愉快な台車です。
台車はけっこう撮ったのですが、この台車だけは撮っておいて良かったです。

katsu さんのコメント...

青蛙さん
尾道鉄道はこの時に見ていない車両を含め物凄い小電鉄ですね。
こんな魅力溢れる電車が全国あちこちにいた時代でした。
こんな鉄道を1日掛けて撮ってみたかったものです。
同行2人が写った写真を部分拡大して追加しておきました。

青蛙 さんのコメント...

katsuさん
部分拡大していただいてありがとうございます。やはり青蛙は仕事をしていましたね。
台車の写真も手元にあります。がっちりとした台車でしたからフイルムの残量を気にしながらでも撮りました。中小私鉄の魅力ですね。

katsu さんのコメント...

青蛙さん
今後はこんな埋もれていた隅っこを拡大してみようと思います。
この時の旅は岡山以降はノートの記録が途絶えてしまい、何があったのかうろ覚えしかありません。
何十年も経って写真を見る時のために、車両記録だけでなく撮った時に何があったのか、何を感じたのかを記録しておく事がとても大事ですね。
昭和37年夕暮れ退社時間の山陽本線尾道駅の光景も素晴らしかったと思います。

宵闇 さんのコメント...

初めまして。
いつも楽しく拝見しております。

尾道鉄道の事は雑誌等でかねてから知っておりましたが、元近江鉄道のリンケホフマン製の台車をまじまじと見たのは初めてでした。

ちょっと神戸電鉄や、箱根登山鉄道の旧形電車が付けていた板枠台車に何処と無く似ていますね。

katsu さんのコメント...

宵闇さん
コメントありがとうございます。
このリンケホフマン製台車の写真は今回のスキャニングで出てきたもので、お役に立てばアップした甲斐があります。
この台車の周辺含めた電車の下周りを部分拡大して掲載してみます。