案内文章

高度成長期に突入した1960年代は、地方私鉄の廃線が次々と続いた10年間であった
「終焉の地方私鉄」を全国に追い求め、
空腹と闘った旅で撮り溜めたネガ。
そんなネガを掘り起し、地方私鉄の1960年代
回想してみました。

2011年6月29日水曜日

亀山機関区のC51225

1964(S39)年の夏、三重電鉄志摩線に向かう途中で亀山機関区に立寄ったのは、美しい「C51225」最後の活躍の姿を見るのが目的であった。この年は亀山に各地からファンが訪れたことだろう。
大径スポーク動輪、化粧煙突などオリジナルに近いC51225は他を圧倒する美しさがあり、SLの要塞 亀山機関区の女王のような存在であった。
また、この年(昭和39)はこの先の松坂にある三重電鉄(旧三重交通)松坂線が廃線間近で、次回の訪問としたが遂に訪問を果たせないまま松坂線は消えてしまった。

亀山機関区のC51225 1964.7.6    ポップアップ画像

美しいC51225  ポップアップ画像

亀山機関区の煙 



現役のC51225

2 件のコメント:

nekosuki.org さんのコメント...

 そういえば、石炭を積むクレーンって、ありましたよねえ。
 おれが覚えているのは大宮機関区のクレーンなんですが、当然だけど電動クレーンで、クレーンが動くたびにそれに従って電源ケーブルを巻いた大きなリールから電線が繰り出されたり引き込まれたりしていました。飽きずにそれを見てたような記憶があります。
 そいや蒸気機関車が出てくる写真集でもこの手のクレーンの写真ってあんまし見かけませんし、レイアウトでの作例でも記憶に残っているものがありません。これくらいでかければギミック仕掛けて動かすのもそれほど難しくはないだろうし、誰かやんないかな。ってまあ、模型雑誌もそれほど丁寧に見ているわけではないので、たぶんきっともうどこかで誰かがやっているのだろうとは思うのですが(=^_^;=)。

katsu さんのコメント...

nekosukiさん
そう言われて改めて見ると確かに巨大な給炭設備ですね。
やたら縦長で撮った写真が多くて使いものにならなかったのは、巨大設備の高さのせいだったようです。
模型ではモデルワークスの大型給炭塔のキットがあるようです。http://www001.upp.so-net.ne.jp/sotobo/mokei/index2.htm#4