案内文章

高度成長期に突入した1960年代は、地方私鉄の廃線が次々と続いた10年間であった
「終焉の地方私鉄」を全国に追い求め、
空腹と闘った旅で撮り溜めたネガ。
そんなネガを掘り起し、地方私鉄の1960年代
回想してみました。

2011年6月17日金曜日

千頭森林鉄道

駿遠線の大井川木橋を見た後、大井川を遡り大井川鐵道の終点千頭に向かった。
千頭から出ている井川線の車両を撮っていると、そこに何やら森林鉄道の木材列車がゾロゾロ出てきた。この森林鉄道についてそれまで私はその存在を全く知らず、運よく廃線数年前の森林鉄道に出会うことができた。1067mmゲージの井川線のことは放り出しこの木材列車を追ってみた。

千頭森林鉄道は千頭から井川線との3線区間を走り、沢間で分かれ寸又川一帯に路線を持っていた森林鉄道とのこと。1968(S43)年4月に全線廃止された。


井川線との3線区間から分岐し、762mm専用軌道に入る森林鉄道. 川根両国 1966.9.23


最後尾に繋がれた魅力的な客車.この客車の後を追ってみた.

着いたところは森林鉄道の車両基地.千頭  ポップアップ画像

井川線の車両に較べると、強烈な個性でインパクトある車両達.







協三工業製 DB10

8 件のコメント:

鹿ケ谷 さんのコメント...

客車のいい加減さがいいですね。特に四枚目の写真の客車なんて、すさまじい、いい加減臭が漂っています。
先ほど私が見に行った保存鉄道のおじさんたちがでっち上げた客車(名前のURLから飛びます。)よりはるかにテキトウな感じですね。

katsu さんのコメント...

鹿ヶ谷さん
ありがとうございます。
そうですね、この適当な感じが楽しいところです。千頭森林鉄道の中でこの客車は魅力的でした。これを見てしまうと地方私鉄の珍品でもまともに見えてしまいます。
ブログにある保存鉄道や庭園鉄道を拝見していますが、そちらの鉄道趣味界のスケールの大きさには驚きです。

鹿ヶ谷 さんのコメント...

オーストラリアは小さい(人口的に)ですから、アメリカやイギリスほどのものはありませんが、イギリスの伝統をある意味引き継いでるせいか鉄道趣味は盛んだと思います。名前のリンクに一部載せましたがシドニー周辺だけでもかなりの数のライブスティームクラブがあるんですよ。それも一般人がかなり見物にきます。
保存鉄道も結構あるんですがJig Zag
http://www.zigzagrailway.com.au/
パッフィング・ビリー
http://www.puffingbilly.com.au/
とLMLRくらいしかいったことがないです。
面白い保存鉄道がいっぱいあるようなので機会を見つけたら行きたいと思っています。

ところで、模型クラブ、保存鉄道の運営はリタイア爺さんどもが主体で行っています。ここのリタイア爺さんたちは趣味、ボランティなどで結構忙しい人が多いと思います。

katsu さんのコメント...

鹿ヶ谷さん
紹介戴いたサイトの鉄道は以前テレビで見たことがあり、こういう鉄道保存の楽しみ方を大変羨ましく思っていました。
鉄道趣味クラブはやる事が大きく、これが英国流の鉄道趣味の楽しみ方なのでしょうね。今後もシドニー周辺の模型クラブや保存鉄道の記事がアップされるのを楽しみにしています。

kak さんのコメント...

初めまして。
先日、大井川鉄道で井川まで乗りに行ったものです。
森林軌道の写真を有難うございます。存在は知っていましたので、改めてお写真を拝見すると、今は千頭駅そばの駐車場となっている部分が軌道基地である事が分かりました。
ただ、1枚目の写真をどこで撮られたのかが分かりません。千頭駅北側であれば、川根両国までの間は川べりにもう一本貨物用電化線があったと思いますが、それが写真には写っていません。これは川根両国で撮影されたのでしょうか?

katsu さんのコメント...

Kakさん
コメントありがとうございました。
千頭駅北側と思っていましたが
川根両国で撮ったかも知れません。
ネガのコマを追いかけて撮影場所を再確認してみます。

katsu さんのコメント...

Kakさん
1枚目の写真はご指摘の通り川根両国でした。
井川線の車両基地の建屋の脇で撮ったので千頭と思い込んでいました。井川線車両基地について調べると、基地は千頭ではなく川根両国であることを知りました。井川線については全く無知の私でした。
間違いのご指摘ありがとうこざいました。訂正させて戴きます。

kak さんのコメント...

御指摘容れて頂き恐縮です。
引き続き、数多の写真を楽しませて頂きます。
暑さ続きますがどうぞ御自愛下さい。