瀬戸内海の東端にある最大の島 淡路、そこは素朴な人情と郷土芸能淡路人形のひなびた味わいが醸し出す美しい島である。そんな土地にぴったりな電車が島の中心部 洲本からうず潮の福良までのんびり行き来していた。
真夏の淡路は強烈な陽の下、阪神方面からやってきた海水浴、キャンプの若者達、鳴門のうず潮見物の観光客でいっぱいである。そんな賑わいをよそに島の電車は行商人のおばさんや、工場帰りの若い女性達を乗せて、至ってのんびりしていた。沿線にはネギ小屋やため池が点在し、せまい畑にはまだ実の小さいスイカが夏の陽を浴びて転がっていた。
こうしたのどかな島の交通も、ご多聞にもれずバスが主力となり、洲本-福良間の立派な舗装道路には観光客を満載したバスが電車をしり目に景気よく走っていた。
2 件のコメント:
淡路島は通過しただけで記憶のない島でした。ここの鉄道も見学しておりませんので
車両のみならずこの地の風景にマッチした
淡路交通や人の動きが読み取れる写真集です。羨ましい。青蛙
青蛙さん。
淡路は車両も素晴らしくて、紹介しきれない位 話題が多い鉄道です。少しずつテーマを決めて紹介したいと思っています。
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