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高度成長期に突入した1960年代は、地方私鉄の廃線が次々と続いた10年間であった
「終焉の地方私鉄」を全国に追い求め、
空腹と闘った旅で撮り溜めたネガ。
そんなネガを掘り起し、地方私鉄の1960年代
回想してみました。

2020年9月11日金曜日

昔のプリントから

どなたか先輩から頂戴した撮影者不明の紙焼きプリントをスキャニングしてみました。

撮影は昭和30年代の前半でしょう。 

2枚目の加悦鉄道以外は私が撮り始めた頃には消えていました。

デジタル画像はいつかはデジタル環境に対応できなくなることもあり得るので、これからビネガーシンドロームで寿命尽きるネガに代わって、紙焼きプリント(キャビネ判程度)を原版として永久保存するのが確実と思われる。紙焼きプリントを処分してはならないに気付きました。


同和鉱業小坂鉄道小坂線.
雨宮製作所製の11号機.

加悦鉄道.

宮崎交通.日車製6号機.

2 件のコメント:

esehoku さんのコメント...

ネガのデジタルデータ化を進めようと思っていましたが、あまりに面倒で手付かずです。
紙焼きプリントも上手く保存すれば、特にモノクロの場合は劣化を感じないように思います。カラーの物は微妙ですね。
私も40年以上前にいただいたモノクロ写真がありますが、アルバム(台紙に貼って、ビニールのカバーをするタイプ)で大切にしているせいか、傷みや変色、劣化を感じないで済んでいます。
昭和50年代でしたか、「百年プリント」と謳った物もありました。『画質が百年もつ』という触れ込みだったと思います。
これも残っていますが、さすがに退色は感じられます。
しかし、あの頃が銀塩写真の技術がソフト・ハード共に最も熟成した時代だったのではないでしょうか。
それがあっと言う間にデジタルにとって代わられたわけですが、なんだか大切な物をあっさり手放したように思えてしまう事もあります。

katsu さんのコメント...

esehokuさん
私の場合はほぼ全てモノクロですから印画紙箱に収納した紙焼きプリントは100年くらいはもつでしょう。
キャビネサイズに詰まった情報量をデジタル化すれば相当使えると思います。
将来、写真展や写真集見開きなど大サイズで使うことは諦めることにして。