案内文章

高度成長期に突入した1960年代は、地方私鉄の廃線が次々と続いた10年間であった
「終焉の地方私鉄」を全国に追い求め、
空腹と闘った旅で撮り溜めたネガ。
そんなネガを掘り起し、地方私鉄の1960年代
回想してみました。

2018年7月22日日曜日

熊本電鉄 北熊本の魅力

北熊本の駅と車庫には魅力的な小型電車ばかり。待望の晴天でのどかな昼下がりであった。

この日、北熊本で見た2扉小型車は元可部線のモハ71形71、72、73、元南武のモハ121、122で、3扉車では元小田急のモハ301、元東急のモハ201、熊本電鉄生え抜きのモハ101などであった。

撮影:1967.3.6
藤崎行きのモハ122.どの行先表示も味わい深い手書き文字。

貨物線に北熊本~上熊本を往復するモハ71が休んでいる。 
貨車の小荷物はここで日通や西鉄トラックに積み替えて運んでいたようだ。

元南武鉄道の上熊本行きと菊池行きが並ぶ。 

 昼下がり、貨車を牽いてやってきた藤崎宮行き電車。

車庫の側線に休む車両たち。

元可部線のモハ72

初春の陽ざしの下、お化粧なおし中の切妻客車。スプレーなど使わず刷毛塗りで綺麗に塗ってしまうのでしょう。

3 件のコメント:

Cedar さんのコメント...

構内も電車たちも痺れますが、物干し竿みたいな架線柱がすごい、ビームまで木の角材なんですから。

katsu さんのコメント...

Cedarさん
さすがトロリーのCedarさん。
私は架線柱やビームなどには目が行かず何も気がつきませんでした。
電柱や架線柱が曲がっていたり傾いていたりが当たり前の時代でしたが、
改めて写真を見るとなんと頼りないことか。
これが電気鉄道路線の魅力の一つですね。

東葛6TWC11 さんのコメント...

67年の自動車情景は正に桃源郷