案内文章

高度成長期に突入した1960年代は、地方私鉄の廃線が次々と続いた10年間であった
「終焉の地方私鉄」を全国に追い求め、
空腹と闘った旅で撮り溜めたネガ。
そんなネガを掘り起し、地方私鉄の1960年代
回想してみました。

2012年4月22日日曜日

西大寺鉄道7 ボギー気動車キハ7

また一気に50年も昔の西大寺鉄道にもどします。
今年の夏には西大寺鉄道は廃線50周年になります。


西大寺市へ延びる地方私鉄唯一の914mmゲージの軌道.  1962.7.29


この日の丸型気動車キハ7は有蓋貨車を牽いて往復していた.
極小アーチバー台車を履いた貨車に一体何を積んでいたのだろうか.
まもなく廃線というのに.


角型キハ6と丸型キハ7のバケットが並んだ財田駅の交換

キハ7の大アップ   財田

 

キハ7の車内ではバスと同じ制服を着た運転手さんが新聞を読んで発車を待っていた.
ひと気のない後楽園駅のノンビリとしたひと時.


西大寺市駅があったところに保存されているキハ7.  1998.2.16

4 件のコメント:

Cedar さんのコメント...

3ftナローは日本では少数派でしたね。九州にはいくつかあったようで、熊本電鉄ももともとは3ftだったとか。ゲージは同じでも、アメリカのものとは違ってまさに軽便そのものですね。

katsu さんのコメント...

Cedarさん
私が初めて見たナローがこの3フィーターでした。夢で良くみたナローの本物に出会えた瞬間の感激をよく覚えています。
そして翌日は2フィート6インチの下津井を見てその線路の可愛らしさに狂喜しました。
日本のナローはアメリカの3フィーター(実物見てないが)とは大違いですね。
ナロー好きはきっと子供の頃のトロッコ遊びの影響なんでしょう。

影武者 さんのコメント...

はじめまして。
少し古い話になりますが、2年前の7月に保存されている同車を見てきました。
車内にも入る事ができたのですが、屋根なしの屋外保存ながら内外ともに非常にきれいな状態で保存されていて感激しました。
荷台下に増設されたライトと運転席後ろの広告枠が無くなっている事、この二点だけの僅かな違いだけで現役時代とほとんど差はないようです。

PHOTOHITOに写真を上げましたので、もし良かったらご覧下さい。
http://photohito.com/user/photo/43276/

katsu さんのコメント...

影武者さん
はじめまして。
ありがとうございました、保存車キハ7の写真集を拝見しました。大変奇麗に写るデジカメFZ38ですね。
私が保存車を見たのはもう14年も昔でかなり傷んで悲惨な状態でした。
それが今では新車のような状態で保存されているのには驚きました。
このような貴重な産業遺産をここまで復元された関係者のご努力は大変だったことでしょう。頭が下がります。