案内文章

高度成長期に突入した1960年代は、地方私鉄の廃線が次々と続いた10年間であった
「終焉の地方私鉄」を全国に追い求め、
空腹と闘った旅で撮り溜めたネガ。
そんなネガを掘り起し、地方私鉄の1960年代
回想してみました。

2010年8月22日日曜日

野上電鉄 日方駅

日方駅の枕木を積み上げたようなホームの裏に車庫(写真右手建物)があり、お断りして中を見せてもらった。
モハ26(元阪神)   日方駅  1965.8.4

庫内には元阪神869(→野上モハ51)の車体がマルーン色のままで置いてあり、あちこちに外された様々な電動機が積み上げられていた。この車両も他の譲受車の中古台車を流用して登場したようだ。

車庫の外には、野上電鉄で最も大型だった3扉のモハ23(元阪急1形26)が出場するところであった。この車両もまた電動機とブリル台車は南海の中古品を流用したらしい。こんな由緒ある名車が活躍していた時代であった。
モハ23(元阪急)       日方

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