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高度成長期に突入した1960年代は、地方私鉄の廃線が次々と続いた10年間であった
「終焉の地方私鉄」を全国に追い求め、
空腹と闘った旅で撮り溜めたネガ。
そんなネガを掘り起し、地方私鉄の1960年代
回想してみました。

2021年2月6日土曜日

井笠の9号機(コッケリル製)

くじ場にいた井笠の9号機(ベルギーのコッケリル製Bタンク)

臼井茂信さんの「機関車の系譜図2」にこの機関車の詳細な経緯など調査報告が掲載されています。1967年にくじ場の格納庫にいた9号機は1968年には笠岡に保存され、その後転々とし現在は井原に保存されているようです。

この写真は兄が撮影したもので撮影日、場所は不明です。

 井笠9号機(コッケリル製) 伏見桃山城  撮影日不明

くじ場の蒸機は2011年5月にこちらでも紹介しています→くじ場のSL2


井笠9号機 くじ場の格納庫 1967年

4 件のコメント:

にぶろく さんのコメント...

計7両も保存(保管?)していたとは
井笠鉄道は車両を大切にする社風なんでしょうね。
営業廃止の数年後に鬮場車庫を訪問した時も
(火災の前です)
車庫には多くの気動車、客車が残されていましたし。

なと。 さんのコメント...

カラー写真は伏見桃山城ですね。
自分も高校の修学旅行(1979年)の時に撮りました。

改めて見るとかなり大きな機関車で、客車との釣り合いがイマイチのような?
井笠ではほとんど活躍出来なかったのもなんとなく納得出来ると言うか。

katsu さんのコメント...

にぶろくさん
廃線後のくじ場にあれだけ車両を残したのは目的があったのでしょう。

katsu さんのコメント...

なとさん
ありがとうございます。
写真は伏見桃山城でしたか。

9号機コッケリルのくじ場から点々と移動した流転の旅は
7号機コッペル以上だったのかも知れません。
写真は野辺山SLランドではなかったのが良かったです。